漢字の覚え方 届
今日は凷(カイ)、届(カイ)、圣(カイ)、怪(カイ)という漢字のについて説明します。基本になる漢字は凷(カイ)と圣(カイ)です。土の塊(かたまり)を表しています。凷(カイ)に尸(身体)を合わせると届(カイ)になります。また圣(カイ)に忄を合わせると怪(カイ)になります。
漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算で覚えると便利です。凷(カイ)に何を足すと届(カイ)に、圣(カイ)に何を足すと怪(カイ)になるか考えます。届は小学校6年生で習う漢字、怪は中学生で習う漢字です。
『凷(カイ)』kuàiは、土の塊(かたまり)を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、凵(くぼんだ容器・穴)+土(つち)=凷(土の塊(かたまり))です。漢字の部首は『凵・うけばこ』、漢字の意味は『土の塊(かたまり)』です。
音読みは呉音が『ケ』、漢音が『カイ』。我が国では、凷(カイ)の漢字自体を使うことはありませんが、届(カイ・とどく)の音符になっています。
凷(カイ)は常用漢字から外れています。
『届(カイ・とどく)』jièは、届(とど)くことを表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、尸(身体)+凵(穴)+土(土)=届(行き場を失って極まった状態。決められた場所に到達してしまった。届く)です。漢字の部首は『尸・しかばね』、漢字の意味は『届(とど)く』、『届(とど)ける』、『申し出る』です。
『説文解字』には「尸に従い凷の聲」とあります。現在の中国の音はjの音ですが、古くはkの音であったと思われます。
音読みは呉音が『ケ』、漢音が『カイ』ですが、我が国では使われません。訓読みは『届(とど)く』です。欠席することを申し出る文書を欠席届(ケッセキとど)けといいます。
決められた時刻・場所などに届けることを表す重要な漢字で『あつ』、『いたる』、『ゆき』と名前に使われます。
古い字体は屆(カイ)で、現在では届(カイ)と書かれています。
届(カイ・とどく)は小学校6年生で習う漢字です。
同じく土の塊(かたまり)を表す漢字に『圣(カイ)』shèngがあります。現在の音はsの音ですが、古くはkの音であったと思われます。
『圣(カイ)』shèngは、土の塊(かたまり)を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、又(手)+土(つち)=圣(手でまるめた土の塊(かたまり))です。漢字の部首は『土・つち』、漢字の意味は『土の塊(かたまり)』です。
圣(カイ)の漢字自体を使うことはありませんが、怪(カイ・あやしい)の音符になっています。
圣(カイ)は常用漢字から外れています。
『怪(カイ)』guàiは、土の霊に関係している形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、忄(心・霊)+又(手)+土=怪(土地の霊に対する畏敬の気持ち。怪しい)です。漢字の部首は『忄・りっしんべん』、漢字の意味は『怪(あや)しい』です。
現在の音はgの音ですが、同じく古くはkの音であったと思われます。
音読みは漢音の『カイ』が普通です。呉音の『ケ』と読むときもあります。訓読みは『怪(あや)しい』、『怪(あやかし)』です。不思議な力を持つ存在・怪(あやかし)を妖怪(ヨウカイ)、正体のわからない超常的な存在・並外れた人間のことを怪物(カイブツ)、怪(あや)しみ訝(いぶか)るいぶかること・不思議に思うことを怪訝(ケゲン)といいます。
怪(カイ)は中学生で習う常用漢字です。
『巠(ケイ)』jīngの省略字体に、本来別字である『圣(カイ)』shèngの字体を使っています。
径(徑)、経(經)、軽(輕)、頚(頸)などは巠(ケイ)の仲間の漢字になります。
『漢字の覚え方 巠』も御覧ください。
http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-b8a2.html
『漢字の覚え方 届』 凷 届 圣 怪
参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。
少し練習しましょう。
1.欠席 とど( )け。
2.日本の ようかい( )。
3.けげん( )な顔をする。
4.平成の かいぶつ( )。
解説です。基本の漢字は凷、届(とど)くは尸を足して届です。もうひとつの基本の漢字は圣、怪(あや)しいは忄を足して怪です。
届、妖怪、怪訝、怪物。






















