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2015年9月

2015年9月27日 (日)

漢字の覚え方 屯・春

今日は『(チュン・トン)』zhūntúnという漢字の仲間について説明します。基本になる漢字は『(チュン・トン)』です。などがこの漢字の仲間になります。音読みは『チュン』、『トン』、『ジュン』、『シュン』などで、意味は『こもる』、『集める』、『ずっしりと』です。

漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算でを覚えると便利です。『』に何を足すと椿になるのかを考えます。小学校2年生で習う漢字 小学校6年生で習う漢字中学生中学生 で習い、中学生で習うようになった漢字 椿は人名用漢字です。学校、学年に関係なく一緒に覚えましょう。

 『(チュン・トン)』zhūntúnは、草の芽を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、一(地面)+屮(草の芽)=(地面の下の草の芽。こもる。集まる。群がる)です。漢字の部首は『屮・くさのめ』、漢字の意味は『こもる』、『集まる』、『群がる』、『ずっしりと』です。

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音読みは二通りあります。『こもる』の意味では呉音・漢音ともに『チュン』、『集まる』・『群がる』の意味では呉音が『ドン』、漢音が『トン』です。兵隊が集まってとどまることを駐(チュウトン)、兵隊が集まるところを営(トンエイ)、諸国から集めた穀物を入れる倉を倉(トンソウ・みやけ)といいます。

(トン・みやけ)は中学生で習う常用漢字です。

 『(ドン)』dùnは、鈍(にぶ)い金属を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、金(金属)+(こもる)=(こもる金属。鈍(にぶ)い。角が尖っていない刃物。鈍(のろ)い。鈍(なま)る)です。漢字の部首は『金・かねへん』、漢字の意味は『鈍(にぶ)い』、『鈍(のろ)い』、『鈍(なま)る』です。

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音読みは呉音が『ドン』、漢音が『トン』、訓読みが『鈍(にぶ)い』と常用外の『鈍(のろ)い』、『鈍(なま)る』です。刺激に対する反応が鈍(にぶ)いことを感(ドンカン)、知恵の働きが鈍(にぶ)いことを才(ドンサイ)、鋭利でない武器を器(ドンキ)といいます。

(にぶ)いの反対は (するど)いです。(エイ・するどい)は(ダ)の仲間の漢字です。詳しくは 『漢字の覚え方 兌』 をご覧ください。

(ドン・にぶい)は中学生で習う常用漢字です。

 『(ジュン)』chúnは、織物(おりもの)の端を(はし)表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、糸(織物)+(こもる・集まる)=(織物の端の混じり合ってない部分。純)です。漢字の部首は『糸・いとへん』、漢字の意味は『色の混じらない』です。

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音読みは呉音が『ジュン』、漢音が『シュン』です。混じりけがないことを粋(ジュンスイ)、飾り気や穢(けが)れがないことを真(ジュンシン)、真っ白なことを白(ジュンパク)といいます。

とても良い意味の漢字で『あつ』、『あつし』、『あや』、『いたる』、『いと』、『きよし』、『すなお』、『すみ』、『つな』、『とう』、『まこと』、『よし』と名前に使われます。

(ジュン)は 小学校6年生で習う漢字で習う漢字です。象形・指事・会意・形声 六年生 もご覧ください。

 『(トン)』dùnは、水がこもる様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、氵(水)+(こもる)=(水がこもる。水がぐるぐるとまわって滞る。もやもやする)です。漢字の部首は『氵・さんずい』、漢字の意味は『もやもやする』です。

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音読みは呉音が『ドン』、漢音が『トン』です。もやもやした宇宙のはじめの状態・入り混じって区別のつかない様子を混・渾(コントン)といいます。

(トン)は人名用漢字です。

 『(トン)』dùnは、頓(ぬか)ずく様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(こもる・すっしり)+頁(頭)=(頭がずっしり。頭を下げる頓(ぬか)ずく。とどまる。急にずっしりと)です。漢字の部首は『頁・おおがい』、漢字の意味は『頓(ぬか)ずく』、『とどまる』、『急に』です。

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音読みは呉音・漢音ともに『トン』、訓読みが『頓(ぬか)ずく』です。頭を地につけてお辞儀をすることを首(トンシュ)、整えて物を落ち着かせることを整(セイトン)、
ずしんと落ち着いてしまって挫(くじ)けることを挫(トンザ)、急に死亡することを死(トンシ)といいます。

(トン・ぬかずく)は中学生で習うようになった漢字です。

 『(シュン)』chūnは、日の光で草木が生え出る季節を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、艹(植物)+(草の芽)+日(太陽)=(草木の生え出る季節。春。はる)です。漢字の部首は『日・ひ』、漢字の意味は『春(はる)』、『元気な時期』、『男女の慕う心』などです。

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音読みは呉音・漢音ともに『シュン』、訓読みは『春(はる)』です。春の立つ日を立(リッシュン)、春の夜明け前の眠りを眠(シュンミン)、若く元気な様子を青(セイシュン)といいます。

(シュン・はる)は小学校2年生で習う漢字 です。 

 『(シュン・さわら)』chūnは、春に獲れる鰆(さわら)を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、魚+(はる)=(春に獲れる魚。鰆。さわら)です。漢字の部首は『魚・さかなへん』です。

春になると産卵のために沿岸に寄って良く獲れるようになります。旬は冬から春で、特に産卵前の冬には脂がのって美味しいとされています。焼き物、ばらずし、吸い物など和食に欠かせない魚で、関西・瀬戸内海でよく食べられています。

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音読みは呉音・漢音ともに『シュン』。訓読みが『鰆(さわら)』です。は常用漢字から外れています。

は常用漢字から外れています。

魚を使った漢字について詳しくは『部首索引 魚』をご覧下さい。

 『椿(チン・つばき)』chūnは、中国では根元がどっしりした科の樹木を表す形声文字です。漢字の足し算では、木+春・屯(こもる・どっしり)=椿(こもる樹木。根元のどっしりした樹木。香椿(チャンチン))です。

我が国では新春に花の咲く椿(つばき)にこの漢字を宛てています。漢字の部首は『木・きへん』です。漢字の意味は『椿(つばき)』です。

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椿(つばき)は日本原産の樹木で、冬に日陰で花を咲かせる性質が好まれ、多くの園芸品種があります。種子を絞った椿油(つばきあぶら)は食用油、整髪料に使われます。

香椿(チャンチン)は臭気のある樹木です。なので、象のように口吻が長く、臭気のある虫、カメムシは椿象(かめむし)の漢字が宛てられています。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-a2b7.html

『漢字の覚え方  屯・春』        椿

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少し練習しましょう。

1.とんでん(   )兵。

2.自衛隊 ちゅうとん(   )地。

3.どんき(   )による犯行。

4.どんかん(   )な人物。

5.じゅんすい(   )な気持ち。

6.こんとん(   )とした世界。

7.整理 せいとん(    )。

8.せいしゅん(   )時代。

9.はる(  )爛漫。

10.さわら(  )のばらずし。

11.かんつばき(   )。

解説です。基本の漢字は、鈍(にぶ)いは金(かねへん)を足して、純(ジュン)は糸を足して、渾沌(コントン)は氵(さんずい)をたして、頓(ぬか)ずくは頁(おおがい)を足して頓、春(はる)は日を足して、鰆(さわら)は魚を足して、椿(つばき)は木を足して椿です。

解答です。田、駐器、感、粋、渾、整、青、寒椿

少し漢字の成り立ちの話をしましょう。最古の辞書は後漢(西暦100年頃)の許慎(キョシン)の「説文解字(セツモンカイジ)」です。許慎はその中で漢字について六種の原理を説明しています。これを『六書(リクショ)』といいます。六種類のうち四種類は漢字の成り立ちについて、残りの二種類は漢字の使用法についてしるしています。

彼は、漢字(=文字)の成り立ちを、物の形に象(かたど)った『象形』(ショウケイ)、象形文字を基に点を打つことにより示された『指事』(シジ)、文字を組み合わせた『会意』(カイイ)、意味と音・声を示す文字を組み合わせた『形声』(ケイセイ)の四種類に分類しました。

』は地面と草の芽を組み合わせた文字なので『会意』です。『』は金に屯、『』は糸に屯、『』は氵に屯、『』は屯に頁、『』は屯に艹と日を組み合わせた文字です。これらの漢字は『(トン)・(ジュン)・(シュン)』の音・声(音符)含みますから『形声文字』です。

漢字の殆どはこの『形声文字』です。漢字が足し算であるというのは、この漢字の成り立ちに関わっています。『形声文字』は音・声(音読み)が同じなので、音・声(音読み)を基にして漢字の足し算で、漢字を覚えようとしているわけです。

漢字の覚え方 示

(シ・しめす)、(シ・みる)、(ギ・うじがみ)、(シュウ・むね)、(スイ・たたる)という漢字について説明します。基本の漢字は『(シ)』shìです。音読みは『シ』、漢字の意味は『祭壇(サイダン)』、『はっきりと』です

漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算でを覚えると便利です。『』に何を足したらになるのかを考えます。小学校5年生で習う漢字小学校6年生で習う漢字は人名用漢字です。学年、学校、常用漢字に関係なく一緒に覚えましょう。

 『(シ)』shìは、神霊の祭壇(サイダン)を表す象形文字です。神の真意を示す漢字です。漢字の部首は『示・しめす』、漢字の意味は『示(しめ)す』です。

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音読みは呉音が『』、漢音が『』、訓読みが『示(しめ)す』です。はっきりと表し示すことを表(ヒョウ)、威力を他に示すことを威(イ・イ)、隠れた真理を示すことを黙(モク)といいます。

(シ)の漢字の仲間には、(シ)、(ギ)などの仲間の漢字があります。

(シ)は小学校5年生で習う漢字 です。

 『(シ)』shìは、真っ直ぐに視る様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(はっきり・まっすぐ)+見(みる)=(真っ直ぐに視る。転じて注意して視る)です。漢字の部首は『見・みる』、漢字の意味は『真っ直ぐに視る』、『注意して視る』です。

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漢字の世界では『みる』について、ニュアンスの違いがあります。

(み)る 目立つ。目に止まる。(ケン)http://bit.ly/ZCbIEZ

(み)る 手をかざして看る。よくみる。(カン)http://bit.ly/1Z5TbdM

(み)る すみずみまでみる。(シン)http://bit.ly/1ygC0wK

(み)る すみずみまでみる。(サツ)http://bit.ly/1zwPD77

(み)る 高い所から下を覧る。(ラン)http://bit.ly/25ApacQ

(のぞ)む 高い所から下を臨む。(リン)http://bit.ly/1WvVxot

(み)る 上から下のものをみて、みさだめる。(カン)http://bit.ly/25ApacQ

(み)る 多くのものを比べて観る。批評する。(カン)http://bit.ly/11kw1b1

(なが)める 右に左にと広く見渡す。(チョウ)http://bit.ly/2t44mNH

(のぞ)む 遠くの見えにくいものをもとめみる。(ボウ)http://bit.ly/1v84fty

音読みは呉音が『』、漢音が『』、訓読みが『視(み)る』です。視える範囲を界(カイ)、眼が真っ直ぐに向いている方向を線(セン)、実際にその場所に行って詳しく調べてみることを察(サツ)、警戒して注意して視ることを監(カン)といいます。

(シ)は小学校6年生で習う漢字です。

 『(ギ)』は、氏神(うじがみ)・地の神を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(祭壇)+氏(うじ)=(氏神(うじがみ)・地の神)です。漢字の部首は『示・しめすへん』、漢字の意味は『氏神(うじがみ)』、『地の神』です。

漢字の世界では天の神様を『神(シン)』、地の神様を『(ギ)』とよんで区別していました。

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音読みは呉音が『』、漢音が『キ』です。天と地の神様を神(シン)、京都の八坂神社付近を園(オン)といいます。

大変縁起の良い漢字で、『けさ』、『つみ』、『のり』、『ひろ』、『まさ』、『もと』と人名に使われます。

(ギ)は人名用漢字です。

(シ)を使った漢字に(シュウ)があります。

 『(シュウ)』zōngは、先祖を祭る廟(みたまや)を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、宀(屋根・家)+(祭壇)=(先祖を祭る廟。一族の集団。信仰の団体)です。漢字の部首は『宀・うかんむり』、漢字の意味は『先祖を祭る廟』、『一族の集団』、『信仰の団体』、『中心になるもの』です。

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音読みは呉音が『ソ』、漢音が『ソウ』、慣用音が『シュウ』です。訓読みは常用外の『宗(むね)』があります。一族の先祖を祭る廟(みたまや)を廟(ソウビョウ)、中心になる考えを旨(ソウシ)、神仏を信じることにより救いを得ようとする教えを教(シュウキョウ)といいます。

大変縁起の良い漢字で、『かず』、『たかし』、『とき』、『とし』、『のり』、『ひろ』、『むね』、『もと』と人名・地名に使われます。

(シュウ)は小学校6年生で習う漢字 です。

     については、『漢字の覚え方 宗』もご覧ください。

 『(スイ)』suìは、祟(たた)る様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、出(でる)+(鬼神)=(鬼神が出現し、災いを及ぼす。祟(たた)る)です。漢字の部首は『示・しめす』、漢字の意味は『祟(たた)る』、『怨霊からの報い』、『悪い結果が生じる』です。

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音読みは呉音・漢音ともに『スイ』、訓読みは『祟(たた)る』です。

(スイ・たたる)は常用漢字から外れています。

(スウ・あがめる)は別字です。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-431f.html

『漢字の覚え方 示』       

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少し練習しましょう。

1.もくしろく(   )。

2.使用方法の ひょうじ(    )。

3.しかい(   )良好。

4.かんし (   )カメラ。

5.ぎおん(   )。

6.しゅうきょう(   )戦争。

7.そうびょう(   )を祭る。

8.福岡県むなかた(    )。

解説です。基本の漢字は、視(み)るは言(ごんべん)を足して、祇(国つ神)は氏を足して、宗(むね)は宀(うかんむり)を足して、祟(たた)るは出を足してです。

解答です。黙録、表界、監園、教、廟、像。

漢字の覚え方 市

 今日は『(シ)』shì という漢字の『単語家族』について説明します。基本になる漢字は『』です。音読みは『シ』、意味は『売り買い』、『都市』、『上の』です。()などがこの漢字の『単語家族』です。

『単語家族』の漢字は足し算で表わす事が出来るので、『単語家族』ごとにまとめて漢字を覚えると便利です。『』に何を足すとになるのかを考えます。小学2年生で、中学生で習うようになった常用漢字 です。学校、学年に関係なく一緒に覚えましょう。

 『(シ)』shìは、売り買いをする市場を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、平(公平)+(人が足を止めて、公平な売り買いをする。市)です。漢字の部首は『巾・はば』、意味は『市(いち)』、『売り買い』、『都市』です。

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音読みは呉音が『ジ』、漢音が『シ』、訓読みは『市(いち)』です。町(井戸のある町)を井(セイ)、朝の市場を朝(あさいち)、取引の価格を価(カ)といいます。

良い意味の漢字で『いち』、『ち』、『なが』、『まち』と地名・人名に良く使われます。

(シ・いち)は小学校で2年生で習う漢字http://bit.ly/1CcJ09S です。

『柹(シ・かき)』・『姊(シ・あね)』の新しい字形『(かき)』・『(あね)』の旁(つくり)に『(シ・いち)』は使われており、この場合の意味は『上の』になります。

 『(シ)』は、女性の年長者を表す形声文字です。古い字体では姊と書きます。漢字の足し算では、女+柹・(つるの上の方。上の)=(女性の年長者。姉)です。漢字の部首は『女・おんな』、漢字の意味は『姉(あね)』です。

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姊(シ)は古い字形で、(シ)は新しい字形です。

つるのを示して『姊(あね)』を表すのですが、弟はつるの下を示して『(おとうと)』http://bit.ly/1rL8nJR を示している漢字です。

音読みは呉音・漢音ともに『シ』、訓読みが『姉(あね)』です。妹(マイ)、婿(セイ)、(ねえ)さんのです。(ねえ)さんは常用漢字表にある特別な訓読みです。

(マイ)は(ミ)の仲間の漢字です。『漢字の覚え方 未』 http://bit.ly/1CD39q4 をご覧ください。

(シ)は小学校で2年生で習う漢字http://bit.ly/1CcJ09S です。

 『(シ)』shìは、柿渋(かきしぶ)をとる柿(かき)を表す形声文字です。古い字体では柹と書きます。漢字の足し算では、木+(柿渋。上澄み。上の)=(上澄みから柿渋をとる木。柿)です。漢字の部首は『木・きへん』、漢字の意味は『柿(かき)』です。

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(シ)は古い字形で、(シ)は新しい字形です。

音読みは呉音が『ジ』、漢音が『』、訓読みが『柿(かき)』です。熟した柿を熟(ジュク)、青(あおがき)を水につけた上澄みを渋(かきしぶ)といい、防水・防腐剤に使われます。

柿(かき)は広葉樹の一種で、実は食用、樹は家具材などに利用されます。実は熟しても渋みの残る渋(しぶがき)と渋柿の突然変異と言われる甘い甘(あまがき)があり、その品種は1000種類以上と言われています。

(シ)は中学生で習うようになった常用漢字 です。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-f160.html

『漢字の覚え方 市』   

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

(シ)に非常に似た漢字に巿(ハイ)があります。巿(ハイ)http://bit.ly/1hNgzwO は双葉(ふたば)を表す文字で点と縦棒ではなく、縦棒だけの4画でしたが、5画の(イチ)と混同され現在区別していません。(ハイ)の仲間には(ハイ・こけら)、(ハイ)、(ハイ)などの漢字があります。

少し練習しましょう。

1.いちば(   )。

2.とし(   )伝説。

3.しまい(   )歌手。

4.あね(  )さん女房。

5.かきしぶ(   )の防水効果。

6.食用の あまがき(   )。

解説です。基本の漢字は、姉(あね)は女を足して、柿(かき)は木を足してです。

解答です。場、都妹、さん、渋、甘

2015年9月20日 (日)

漢字の覚え方 倉

今日は『(ソウ)』cāngという漢字の仲間について説明します。基本になる漢字は『』です。音読みは『ソウ』、意味は『倉(くら)』、『集める』です。(ソウ・くら)、(ソウ・やり)、(ソウ・きず)、(ソウ・あおい)などがこの漢字の仲間です。これらの漢字は『(ソウ)』という同じ構成要素からなるので、漢字の足し算で表すことが出来ます。藤堂はこのような漢字の仲間を『単語家族』と呼んでいます。

漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算でを覚えると便利です。『』に何を足すとになるのかを考えます。小学4年生小学6年生で習う漢字は人名用漢字です。学年に関係なく一緒に覚えましょう。

 『(ソウ)』cāngは、倉(くら)を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、食(食物)+口(入れる)=(食物を入れてしまう所。倉。くら)です(藤堂)。漢字の部首は『人・ひと』、漢字の意味は『倉(くら)』です。
食は関係なく、穀物を入れる蔵を表す象形文字という説(白川)もあります。

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音読みは呉音・漢音ともに『ソウ』、訓読みが『倉(くら)』です。物品や車などをしまっておく建物を庫(ソウコ)、穀物を蓄える倉を穀(コクソウ)、税や宝物などをおさめる官営の倉を正(ショウソウ)、庫に預ける保管料を敷(くらしき)といいます。

(ソウ・くら)は小学4年生で習う漢字http://bit.ly/1RpPj7c です。象形・指事・会意・形声 四年生 もご覧ください。

の『単語家族』には(ソウ・倉に入れる青い穀物・あおい)、(ソウ・出し入れする棒・やり)、(ソウ・刃物の傷)などがあります。

 『(ソウ)』qiāngは、出し入れする棒を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、木+(出し入れする)=(出し入れする棒。槍。やり)です。漢字の部首は『木・きへん』、漢字の意味は『槍(やり)』です。

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音読みは呉音が『ソウ』、漢音が『ショウ』、訓読みが『槍(やり)』です。槍(やり)と旗(はた)を旗(ソウキ)、槍を投げることを投(やりな)げといいます。

は人名用漢字です。

 『(ソウ)』chuāngは、刀で創(きず)をつける様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(出し入れする)+刂(刀)=(刀で創(きず)をつける。切り始める。創める。はじめる)です。漢字の部首は『刂・りっとう』、漢字の意味は『創(きず)』、『創(つく)る』、『創(はじ)める』です。倉(くら)の原義とは関係ないとも言われています(藤堂)。

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音読みは呉音が『ショウ』、漢音が『ソウ』、訓読みが『創(つく)る』と常用外の『創(きず)』、『創(はじ)める』です。新しく事業を始めることを業(ソウギョウ)、創(はじ)めて作りだすことを作(ソウサク)、切り傷を傷(ソウショウ)といいます。

(きず)は、(きず)、(きず)とあり、(きず)と書くのが普通です。

ニュアンスに違いがあります。

(きず)傷ついた人。心の傷も表します。  (きず)http://bit.ly/1rjHdtB

(きず)刀でつけられた切り創。     (きず)http://bit.ly/1LEcVib

(きず)宝石につけた表面の瑕。欠点。  (きず)http://bit.ly/1JaXWcB 

(きず)ギザギザした疵。欠点。     (きず) http://bit.ly/1sPxUXG

(ソウ)は小学6年生で習う漢字http://bit.ly/1rMjElI です。象形・指事・会意・形声 六年生 もご覧ください。

 『(ソウ)』cāngは、倉に入れる青い穀物・牧草を表す形声文字です。漢字の足し算では、艹(穀物・植物)+(くら)=(倉に入れる青い穀物。蒼い。あおい)です。漢字の部首は『艹・くさかんむり』、漢字の意味は『蒼(あお)い』です。 植物の青々とした蒼(あお)にも、干し草のような元気のない蒼(あお)にも使います。

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音読みは呉音・漢音ともに『ソウ』、訓読みが『蒼(あお)い』です。血の気がうせて元気のない様子を白(ソウハク)、青々と茂った様子・人民のことを生(ソウセイ)・民(ソウミン)、青空の事を天(ソウテン)といいます。

縁起の良い漢字で『あお』、『しげる』と名前に使われます。

(ソウ)は人名用漢字です。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-7c30.html

『漢字の覚え方 倉』    

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少し練習しましょう。

1.そうこ(   )整理。

2.こくそう(   )地帯。

3.やりな(   )げの記録。

4.明治 そうぎょう(   )の店。

5.そうさく(   )料理の店。

6.ばんそうこう(    )。

7.そうてん(   )航路。

8.顔面 そうはく(   )。

解説です。基本の漢字は、槍(やり)は木を足して、創(つく)るは刂(りっとう)を足して、蒼(あお)いは艹(くさかんむり)を足してです。

解答です。庫、穀投げ、業、作、絆膏、天、白。

少し漢字の成り立ちの話をしましょう。最古の辞書は後漢(西暦100年頃)の許慎(キョシン)の「説文解字(セツモンカイジ)」です。許慎はその中で漢字について六種の原理を説明しています。これを『六書(リクショ)』といいます。六種類のうち四種類は漢字の成り立ちについて、残りの二種類は漢字の使用法についてしるしています。

彼は、漢字(=文字)の成り立ちを、物の形に象(かたど)った『象形』(ショウケイ)、象形文字を基に点を打つことにより示された『指事』(シジ)、文字を組み合わせた『会意』(カイイ)、意味と音・声を示す文字を組み合わせた『形声』(ケイセイ)の四種類に分類しました。

』は食と口を組み合わせた文字なので『会意文字』、もしくは、倉(くら)を象(かたど)った)文字なので『象形文字』です。『』は木に倉、『』は倉に刂、『』は艹に倉を組み合わせた文字です。『(ソウ)』の音・声(音符)含みますから『形声文字』です。

漢字の殆どはこの『形声文字』です。漢字が足し算であるというのは、この漢字の成り立ちに関わっています。『形声文字』は音・声(音読み)が同じなので、音・声(音読み)を基にして漢字の足し算で、漢字を覚えようとしているわけです。

漢字の覚え方 爪・爫・㕚

今日は『(ソウ)』zhǎozhuǎという漢字の仲間について説明します。基本になる漢字は『』・『』・『』です。音読みは『ソウ』、意味は『爪(つめ)』、『掻(か)く』、『手』です。)、)、などがこの漢字の仲間です。

漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算でを覚えると便利です。『』・『』・『』に何を足すとになるのかを考えます。小学校4年生で習う漢字は中学校で習う常用漢字、爪は中学生で習うようになった常用漢字 です。

字体はとあり、原字はで、一般的に単独ではが使われ、漢字の冠(かんむり・かしら)では、になります。

 『(ソウ)』zhǎozhuǎ は、爪(つめ)を表わす指事文字です。漢字の足し算で覚えるならば、又(手)+丶丶(爪を表す点)=(手の爪を表す漢字。爪。つめ)です。漢字の部首は『爪・つめ』、意味は『爪(つめ)』、『手の先の部分』です。

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音読みは呉音が『ショウ』、漢音が『ソウ』、訓読みは『爪(つめ)』です。爪と牙・国家を守る武臣を牙(ソウガ)、爪(つめ)を切る道具を切り(つめきり)、足の先を先(つまさき)といいます。

(つ)は複合語になると先(つさき)と(つ)と読むことがあります。これは、日本語の変遷の問題といわれています。日本語(大和言葉)のエ列乙類(専門用語です。詳しくは直接参考図書をご覧ください)のは、あいと変化したために、と深い関係にあり、複合語では時としてに戻るためと考えられています。

酒(さ)→酒樽(さだる)、爪(つ)→爪先(つさき)、雨(あ)→雨雲(あぐも)、竹(た)→竹群(たむら)、菅(す)→菅原(すわら) などの例があります。

参考図書 『日本語の文法を考える』 大野晋 岩波新書 p196  『日本語の変遷』  金田一京助 講談社学術文庫 p155

(ソウ)は新たに中学校で習うようになった常用漢字 です。

(うり)と非常に似ていますが、別字です。「(つめ)にヽ(つめ)なし、(うり)にヽ(つめ)あり」と覚えます。

 『(ソウ)』zhuāは、抓(つま)む様子を表わす形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、扌(手の動作)+(手の先の部分)=(手で抓(つま)む。抓(つ)ねる)です。漢字の部首は『扌・てへん』、意味は『抓(つま)む』です。我が国では『抓(つ)ねる』の意味にも使います。

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音読みは呉音が『ショウ』、漢音が『ソウ』、訓読みは『抓(つま)む』、『抓(つ)ねる』です。

『抓(つま)む』は、つま)む』と書くのが普通です。

(ソウ)は常用漢字から外れています。

 『(ソウ)』zhàoは、笊(ざる)を表わす形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、竹(竹製品)+(手先の動作)=(手を使う竹製品。笊。ざる)です。漢字の部首は『竹・たけかんむり』、意味は『笊(ざる)』です。

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音読みは呉音が『ショウ』、漢音が『ソウ』、訓読みは『笊(ざる)』です。

(ソウ)は常用漢字から外れています。

 『(ソウ)』zhēngは、手と手で物を取り合う様子を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(手)+ヨ(手)+亅(物)=(手と手で物を取り合う。争う。あらそう)です。漢字の部首は『亅・はねぼう』、意味は『争(あらそ)う』です。

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音読みは呉音が『ショウ』、漢音が『ソウ』、訓読みは『争(あらそ)う』です。兵器を持って戦い争うことを戦(センソウ)、同じ目的に向かって競い争うことを競(キョウソウ)、意見を主張して争うことを議(ソウギ)といいます。

本字は(つめかんむり)を使うのですが、常用漢字体のを使って下さい。

(ソウ)は小学校4年生で習う漢字です。

 『(ソウ)』zhèngは、言い争う様子を表す会意文字です。漢字の足し算では、言(言葉)+(争う)=(言葉と言葉で争う。諍(いさか)う)です。漢字の部首は『言・ごんべん』、意味は『諍(いさか)う』、『いさめる』です。

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音読みは呉音が『ショウ』、漢音が『ソウ』、訓読みは『諍(いさか)う』です。君主のあやまちを諌(いさ)める臣下を臣(ソウシン)といいます。

(ソウ)は常用漢字から外れています。

 『(ソウ)』zhēngは、手(爪)で奏(かな)でる箏(こと)を表す形声文字です。漢字の足し算では、(竹製品)+(手と手。引っ張り合う)=箏・(手で奏でる箏。弦を張った箏。こと)です。漢字の部首は『竹・たけかんむり』、意味は『箏(こと)』です。一般的に大陸から伝来した弦楽器を(キン)『漢字の覚え方 http://bit.ly/1tnWgdc といいます。狭義には柱のないものが(こと・キン)、柱のあるものが(こと・ソウ)で、我々が思い浮かべる『こと』とは、本来『(こと)』のことです。

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音読みは呉音が『ショウ』、漢音が『ソウ』、訓読みは『箏(こと)』です。箏(こと)で奏(かな)でる曲を曲(ソウキョク)といいます。

省略字体ののほかに、本字のが使えます。

(ソウ)は常用漢字から外れています。

 『(ジョウ)』jìngは、水の綺麗な様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、氵(水)+(手と手)=(手と洗う綺麗な水。浄(きよ)い)です。漢字の部首は『氵・さんずい』、意味は『浄(きよ)い』です。争(争う・手と手)の原義には関係ない(藤堂)ともいわれています。

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本字はですが、常用漢字体のを使って下さい。

音読みは呉音が『ジョウ』、漢音が『セイ』、訓読みは常用外の『浄(きよ)い』です。汚れたものを浄(きよ)くすることを化(ジョウカ)、心身を洗い浄めることを洗(センジョウ)、汚れや迷いのない土地・仏の世界を土(ジョウド)といいます。

非常に良い意味の漢字で『きよ』、『きよし』、『しず』と名前に使われます。

水をかけて洗うことを洗(センジョウ・センデキhttp://bit.ly/2cyVQPw といいますが、(ジョウ)http://bit.ly/2cyVQPw が常用漢字でないため洗(センジョウ)と書くことがあります。

(ジョウ)は中学生 で習う常用漢字です。

 『(ソウ)』zǎoは、掻(か)ゆい虫・蚤(のみ)を表わす形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(手の動作)+(むし)=(掻(か)ゆい虫。蚤。のみ)です。漢字の部首は『・むし』、意味は『蚤(のみ)』です。

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音読みは呉音・漢音ともに『ソウ』、訓読みは『蚤(のみ)』です。早(ソウ)の替わりに使われることがありまうす。早いことと晩(おそ)いことを早晩・晩(ソウバン)といいます。

妻の方がの体が大きい夫婦を(のみ)の夫婦といいます。部首索引 虫(むし)も御覧ください。

(ソウ)は常用漢字から外れています。

 『(ソウ)』sāoは、掻(か)く様子を表わす形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、扌(手の動作)+蚤(のみ・かゆい)=(かゆいとところを掻く。かく)です。漢字の部首は『扌・てへん』、意味は『掻(か)く』です。

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音読みは呉音・漢音ともに『ソウ』、訓読みは『掻(か)く』です。痒(かゆ)い所を掻くことを痒(ソウヨウ)、頭を掻くことを頭(ソウトウ)といいます。

隔靴痒(カッカソウヨウ)とは靴(くつ)を隔(へだ)てて痒(かゆ)いところを掻(か)くですから、もどかしいことを表す四字熟語です。

省略字体ののほかに、本字のが使えます。

(ソウ)は常用漢字から外れています。

 『(ソウ)』sāoは、が痒(かゆ)くて騒(さわ)ぐ様子を表わす形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(うま)+蚤・掻(のみ・かゆい・掻く)=(馬が痒くて騒(さわ)ぐ。前足で掻いて騷(さわ)ぐ)です。漢字の部首は『馬・うま』、意味は『騒(さわ)ぐ』です。

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音読みは呉音・漢音ともに『ソウ』、訓読みは『騒(さわ)ぐ』です。事件が起こり世の中が乱れることを動(ソウドウ)、喧(やかま)しく騒ぎ立てる様子を喧(ケンソウ)、騒がしい様子を然(ソウゼン)といいます。

『説文解字』には書かれていませんが、漢字の世界で は、動作を表すことがあるようです。

(さわ)ぐhttp://bit.ly/1fPT7gj (あ)がるhttp://bit.ly/1sYc9oI 

(あつ)いhttp://bit.ly/1Mc0f0o (おどろ)くhttp://bit.ly/1rewZLf

本字はですが、常用漢字体のを使って下さい。

(ソウ)は中学生 で習う常用漢字です。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-3abc.html

http://bit.ly/1fPT7gj 『漢字の覚え方 爪』    

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少し練習しましょう。

1.つまさき(   )。

2.つめき(   )り。

3.手で つね(  )る。

4.ざる(  )を使う。

5.せんそう(   )と平和。

6.きょうそう(   )社会。

7.いさか(  )いが絶えない。

8.空気の じょうか(   )。

9.極楽 じょうど(   )。

10.のみ(  )の夫婦。

11.痒いところを か(  )く。

12.米 そうどう(   )。

解説です。基本の漢字は、冠では、抓(つね)るは扌(てへん)を足して、笊(ざる)は竹(たけかんむり)を足して、争(あらそ)うはヨと亅(はねぼう)を足して、諍(いさか)いは争に言(ごんべん)を足して、浄(きよ)いは氵(さんずい)を足して、蚤(のみ)は虫を足して、掻くは扌(てhん)を足して、騒ぐは馬を足してです。

解答です。先。切り、る、、戦、競い、化、土、く、動。

漢字の覚え方 ・送

 今日は『(ソウ)』zòuという漢字の『単語家族』について説明します。基本になる漢字の部分は『』です。音読みは『ソウ』、意味は『両手』、『集める』です。などがこの漢字の部分の『単語家族』です。

『単語家族』の漢字は足し算で表わす事が出来るので、『単語家族』ごとにまとめて漢字を覚えると便利です。『』に何を足すとになるのかを考えます。は小学校で3年生で、は6年生で習う常用漢字、は人名用漢字です。学年、学校に関係なく漢字の足し算で一緒に覚えましょう。

 『(ソウ)』sòngは、物をそろえて送る様子を表す会意文字です。漢字の足し算では、辶(進む)+(物を両手でそろえる)=(物をそろえて送る。おくる)です。漢字の部首は『辶・しんにょう』、意味は『送(おく)る』です。

楷書体のデザインでは『(ソウ)』になります。

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音読みは呉音が『ス』、漢音が『ソウ』、訓読みは『送(おく)る』です。送ることと迎えることを迎(ソウゲイ)、別れて行く人を見送ることを別(ソウベツ)、日本語の活用語尾を漢字に添える仮名をおく)り仮名、手紙・通信を送ることを信(ソウシン)といいます。

(ソウ)』は小学校3年生で習う漢字 http://bit.ly/1UIX7zU です。

 『(ソウ)』zòuは、神前に玉ぐしを両手で供える様子を表わす会意文字です。漢字の足し算では、(両手)+天(玉ぐし・供え物)=(神前に玉ぐしを両手で供える。すすめる。申し上げる。音を奏でる)です。

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音読みは呉音が『ス』、漢音が『ソウ』、訓読みは『奏(かな)でる』です。天子に申し上げることを上(ソウジョウ)、音楽を奏(かな)でることを演(エンソウ)、管楽器を吹いて音楽を演奏すること吹(スイソウ)といいます。

(ソウ)』は小学校6年生で習う漢字http://bit.ly/1rMjElI です。

 『(ソウ)』còuは、物資が集まってくる場所・水路の集まる場所・湊(みなと)を表わす形声文字です。漢字の足し算では、氵(水)+(供え物・集まる)=(物資が集まってくる場所。水路の集まる場所。湊。みなと)です。漢字の部首は『氵・さんずい』、漢字の意味は『湊(みなと)』です。

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音読みは呉音が『ス』、漢音が『ソウ』、訓読みは『湊(みなと)』です。物が一か所に集まることを会(ソウカイ)といいます。

(みなと)は(みなと・人が行き交う水辺) http://bit.ly/1sLErT0 と書くのが普通です。

物が集まる縁起の良い漢字で『すすむ』、『み』、『みなと』と地名(小湊・大湊・新湊・湊川など)・人名に広く使われます。

(ソウ)』は、人名用漢字です。

 『(ソウ)』còuは、物資・馬が集まってくる様子を表わす形声文字です。漢字の足し算では、車(馬車)+(供え物・集まる)=(物資・馬が集まってくる)です。漢字の部首は『車・くるま』、漢字の意味は『輳(あつ)まる』です。

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音読みは呉音が『ス』、漢音が『ソウ』です。訓読みは常用外の『輳(あつ)まる』です。ものが一所に集中する状態のことを車の輻(や)が集まることになぞらえて輻(フクソウ)といいます。

(ソウ)』は常用漢字から外れています。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-4232.html

http://bit.ly/1JFxk2D 『漢字の覚え方 送』   

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少し練習しましょう。

1.そうげい(   )バス。

2.そうべつ(   )会。

3.えんそう(   )会。

4.陛下に そうじょう(   )する。

5.陸奥 みなと(  )。

6.安房 みなと(  )。

7.情報が ふくそう(   )する。

解説です。基本の漢字は、送(おく)るは辶(しんにょう)を足して、奏(かな)でるは天を足して、湊(みなと)は奏に氵(さんずい)を足して、輳(あつ)まるは車を足してです。

解答です。迎、別、演上、、輻

2015年9月13日 (日)

漢字の覚え方 埶

 漢字には『単語家族』と呼ばれる発音・意味上の漢字の仲間があります。今日は『(ゲイ)』という字を基本とした『単語家族』を説明します。この『単語家族』にはという漢字が含まれます。

『単語家族』の漢字は足し算で表わす事が出来るので、『単語家族』ごとにまとめて漢字を覚えると便利です。『』に何を足したらになるのかを考えてます。)、小学4年生小学5年生で習う漢字です。学年に関係なく一緒に覚えましょう。

 『(ゲ・ケイ)』は、手を加えて植物を育てる様子を表す会意文字です。漢字の足し算では、木(植物)+土+丮(人がひざまずく)=(人がひざまずいて植物を育てる。熱中する)です。漢字の部首は『土・つち』、漢字の意味は『よく植物を育てる』、『熱中する』です。

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音読みは呉音が『ゲ』、漢音が『ケイ』です。単独で使われることはありませんが、などの漢字の一部として使われています。

は常用漢字からはずれています。

 『(ゲイ)』は、自然の植物に手を加えて栽培する様子を表す漢字です。漢字の足し算では、艹(植物)+(手を加えて植物を育てる)+云(もやもやした雑草)=(雑草を取って手を加えて栽培する。形よく仕上げる。転じて、技術。わざ)です。漢字の部首は『艹・くさかんむり』、漢字の意味は、『形よく仕上げる』、『技術』、『才能』です。

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書くのが大変なので、別の漢字『(ウン・雑草をとる)』yun http://bit.ly/1Tnh3Xf を、『(ゲイ)』yiとして使っています。常用漢字体(一般社会で使う漢字)は『(ゲイ)』なので、『(ゲイ)』を使って下さい。

音読みは呉音が『ゲ』、漢音が『ゲイ』です。宴会などで歌や踊りなどの芸を披露する人を者(ゲイシャ)、遊芸を職業とする人を人(ゲイニン)、人間による技術の成果・能力を術(ゲイジュツ)といいます。

(ゲイ)は小学校4年生 http://bit.ly/1fwNaWz で習う漢字です。

 『(ネツ)』は、熱(あつ)くなる様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(植物の栽培に夢中になる)+灬(火)=(火が集中して熱くなる。熱い。あつい)です。漢字の部首は『灬・れっか』、意味は『熱(あつ)い』、『夢中になる』です。

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音読みは呉音が『ネツ・ネチ』、漢音が『ゼツ』、訓読みは『熱(あつ)い』です。病気・炎症などで身体が熱を持つことを発(ハツネツ)、物事に夢中になることを中(ネッチュウ)、感情が激しい事を烈(ネツレツ)、冷めないで残っている熱を余(ヨネツ)といいます。

(ネツ)は(ゲイ)の仲間の漢字ですがン・もえる)の影響を受けて、ツ)という読み方をします。

(ネツ・あつい)は小学校4年生 http://bit.ly/1RpPj7c で習う漢字です。

 『(セイ)』shìは、制圧する力を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、埶(植物を植えて整える)+力=(力をもって整える。制圧する力。転じて勢い。いきおい)です。漢字の部首は『力・ちから』、漢字の意味は『制圧する力』、『進み具合』、『勢(いきお)い』、『敵の勢い』です。

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音読みは呉音が『セ』、漢音が『セイ』、慣用音が『ゼイ』、訓読みが『勢(いきお)い』です。集団がもつ他の集団をおさえる力を力(セイリョク)、権力を握って勢のあることを権(ケンセイ)、変化していく物事の様子を情(ジョウセイ)、軍の勢力を軍(グンゼイ)といいます。

(セイ・いきおい)は小学校5年生 http://bit.ly/1Dp5GoH習う漢字です。

 『(セツ)』xièは、汚れた衣類を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、衣(衣類)+(熱い)=(熱い衣類。転じて汚れた衣類。普段着。褻れる)です。漢字の部首は『衣・ころも』、漢字の意味は『汚れた衣類』、『普段着』、『日常』、『褻(けが)れる』です。

 

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少し解かりにくいのですが、(リ・衣+里)http://bit.ly/ZJWSwf などと同じように上下に分けて書きます。

音読みは呉音が『セチ』、漢音が『セツ』、訓読みが『褻(けが)れる』、『褻(け)』です。今まで着ていた普段着を衣(セツイ)、みだらで褻(けが)れた行為を猥(ワイセツ)、日常の日を)の日といいます。

(セツ)は常用漢字から外れています。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-bdc0.html

『漢字の覚え方 埶』    

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少しし練習しましょう。

1.げいじゅつ(   )家。

2.げいにん(   )。

3.ねつびょう(   )。

4.ねつれつ(   )歓迎。

5.世の中の じょうせい(   )。

6.けんせい(   )を持ち続ける。

7.わいせつ(   )行為。

 

解説です。基本の漢字は、芸(ゲイ)は艹(くさかんむり)に云を足して、藝(ゲイ)は艹(くさかんむり)と云を足して、熱(ネツ)は灬(れっか)を足して、勢(いきお)いは力を足して、褻(けが)れるは衣を足してです。

解答です。術・術、人・人、病、烈、情、権、猥

漢字の覚え方 庚

今日は『(コウ)』gēngという字を基本とした漢字の仲間を説明します。この漢字の仲間にはという漢字が含まれます。

漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算でを覚えると便利です。『』に何を足したらになるのかを考えてます。小学校4年生で習う漢字小学校6年生で習う漢字中学校 で習う常用漢字、は人名用漢字です。学年、学校に関係なく一緒に覚えましょう。

 『(コウ)』gēngは、Y型に立てた強い心棒を表す象形文字です。『強い』、『結ぶ』から良い意味に使われ、十干の七番目( )を表します。十干は(木→火→土→→水)からなり兄で表すので、金(かね)の兄(え)で庚(かのえ)と読みます。漢字の部首は『广・まだれ』、意味は『庚(かのえ)』、『ピンと張る』、『かたい』、『広い』、『強い』、『結実』です。

古代中国の自然哲学の思想によれば、万物は木火土金水の五元素からなり、互いに影響を与えあう。木は燃えて火を生み、火は灰になって土となり、土の中から金属が得られ、金属の表面には水滴が生じ、水によって木が養われるというものです。

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音読みは呉音が『キョウ』、漢音が『コウ』、訓読みは『庚(かのえ)』です。申(かのえさる・コウシン)の夜に人のお腹の中の虫が昇天し、天帝にその人の悪事を告げると言われています。このため、庚申の日には天帝を祀(まつ)り、眠らないで過ごす風習があります。

非常に縁起の良い漢字で『か』、『つぐ』、『みち』、『やす』と名前に使われます。

(コウ)』は人名用漢字です。

 『(コウ)』kāngは、穀物の実が丈夫な様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(かたい・丈夫な)+米(穀物)=(穀物の実が丈夫な様子。丈夫な。無事)です。漢字の部首は『广・まだれ』、漢字の意味は『丈夫な』、『無事』です。

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(かたい・丈夫な)を丈夫な(きね)と解し、米を撞(つ)いて食糧を得て、『康(やす)らか』という説もあります。

音読みは呉音・漢音ともに『コウ』、訓読みは常用外の『康(やす)らか』があります。健(すこ)やかで康(やす)らかな様子を健(ケンコウ)、病状が安定して無事な様子を小(ショウコウ)といいます。

非常に良い意味の漢字で『しず』、『しずか』、『みち』、『やす』、『やすし』、『よし』と名前に使われる漢字です。

(コウ・やすらか)』は小学校4年生で習う漢字 です。

 『(コウ)』kāngは、穀物を精白(セイハク)したときの外殻の粉である糠(ぬか)を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、米(米・粉)+(穀物の実)=(穀物を精白したときの外殻の粉。糠。ぬか)です。漢字の部首は『米・こめへん』、漢字の意味は『穀物の外側の殻』、『糠(ぬか)』、『つまらないもの』です。

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音読みは呉音・漢音ともに『コウ』、訓読みは常用外の『糠(ぬか)』です。酒かすと米ぬか・粗末な食べ物を糟(ソウコウ)といいます。

粗末な食べ物を食べて、苦労をともにしてきた妻を糟の妻(ソウコウのつま)といいます。東洋では富貴(フウキ)になっても妻を大切にして、見捨てないのが理想とされ、「糟糠之妻堂より下さず」という故事成語があります。我が国では、大切にされない方も少なくないようです。

(コウ・ぬか)』は常用漢字から外れています。

 『(コウ)』kāngは、鮟鱇(アンコウ)を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、魚(さかな)+(広い)=(横に広い魚。鮟鱇。アンコウ)です。漢字の部首は『魚・さかなへん』、漢字の意味は『鮟鱇(アンコウ)』です。『(コウ)』kangは我が国でつくられた国字です。

 

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(アン)』an(上から下へ押さえられた魚。平たい魚)と一緒に、(アンコウ)として使います。と同じ漢字の仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 安』 をご覧下さい。

音読みは『コウ』です。水深100mほどの深海にすみ、肉食性で、頭部が大きく魚体の幅が広くて扁平な魚を鮟(アンコウ)といいます。茨城県の名産で、冬になると肝(きも)が大きくなり美味な魚として有名です。俳句の季語はもちろん冬です。

魚を使った漢字について詳しくは『部首索引 魚』をご覧下さい。

(コウ)』は常用漢字から外れています。

 『(トウ)』tángは、広がる大きな国、を表す形声文字です。もとは、大きな声をあげるという意味ですが、中国の王朝名に使われたため、大きな国・中国そのものを表します。漢字の足し算で覚えるならば、(広い・丈夫な)+口=(大きな声をあげる。大きな国。中国の王朝名。唐。とう)です。漢字の部首は『口・くち』、漢字の意味は『大きな声をあげる』、『大きな国』、『中国の王朝名』、『唐(トウ)』、『中国』、『良いもの』です。

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音読みは呉音が『ドウ』、漢音が『トウ』、訓読みは『唐(から)』です。根拠がなく大げさなことを言ううのを荒(コウトウ)、中国から渡来した品物を物(トウブツ・からもの)、中国から輸入された紙・その紙を張った障子を紙(トウシ・からかみ)、中国から伝えられた辛子(からシ)を辛子(トウがらシ)といいます。

(トウ・から)』は中学校で習う常用漢字です。

 『(トウ)』tángは、穀物からつくられた糖を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、米(穀物)+(中国・良いもの・穀物の実)=(穀物からつくられた糖。甘いもの)です。漢字の部首は『米・こめへん』、漢字の意味は『穀物からつくられた糖』、『甘いもの』です。

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(コウ・ぬか)』kāngには穀物の外側、粗末なものの意味があるため、甘い『(トウ)』tángは、良いものの意味のある『(トウ)』tángに米を足した漢字になり、読み方も違います。

古代中国では西周(紀元前1000年頃)より麦芽を酵素によって化(トウカ)した、水飴状のものが存在し、糖の最初と考えられています。やがてサトウキビの汁を煮詰めた固形状の沙糖(サトウ)・石蜜(セキミツ)が出現します。前漢の劉邦に石蜜(セキミツ・固体状の糖)、五斛(ゴコク・5×14.9リットル)が献上されたと記録にあります。我が国には鑑真和尚によってもたらされました。

音読みは呉音が『ドウ』、漢音が『トウ』です。サトウキビやサトウダイコンなどを煮詰めて作る固体状・砂状の糖を砂(サトウ)といいます。

(トウ)』は小学校6年生で習う漢字 です。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-d506.html    

『漢字の覚え方 庚』     

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少し練習しましょう。

1.こうしん(   )塚。

2.けんこう(   )診断。

3.しょうこう(   )状態。

4.そうこう(   )の妻。

5.あんこう(   )の鍋。

6.こうとう(   )無稽。

7.とう(  )辛子。

8.からかみ(   )。

9.さとう(   )の精製。

解説です。基本の漢字は、康(やす)らかは米を下に足して、糠(ぬか)はさらに米を足して、鮟鱇(アンコウ)は魚を足して鮟(アンコウ)、唐(から)は口を足して、糖(トウ)はを足します。

解答です。申、健、小、糟、鮟、荒紙、砂

漢字の覚え方 光

 漢字には発音・意味・構造上の漢字の仲間があります。今日は『(コク)』guāngという字を基本とした漢字の仲間を説明します。この漢字の仲間には、という漢字が含まれます。

漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算で覚えると便利です。『』に何を足したらになるのかを考えてます。小学2年生で習う常用漢字、は人名用漢字です。常用漢字・人名用漢字に関係なく一緒に覚えましょう。

 『(コウ)』guāngは、座った人が火を持って照らしている様子を示す会意文字です(落合)。頭上に火を載せた姿(藤堂・白川)ともいわれています。漢字の足し算では、火+儿(人)=(火で輝く光。ひかり)です。漢字の部首は『儿・ひとあし』、意味は『光(ひかり)』、『輝く』、『景色』です。

『説文解字』には、「明るいなり。火に従い、人上に在る。光明の意なり。」とあります。

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音読みは呉音・漢音ともに『コウ』、訓読みは『光(ひかり)』、『光る(ひかる)』です。明るく光るのが明(コウミョウ)、自然の風と光の景色を風(フウコウ)、輝き栄える様子を栄(エイコウ)、光のように速い回線を回線(ひかりカイセン)といいます。(コウ)、(コウ)、(コウ)と同じ漢字の仲間です。

「背中に火がついている状態で縁起が悪い漢字」という人、調べもしないで拡散する人がいます。そのようなことは、『説文解字』、『新漢和辞典』、『学研漢和大辞典』、『漢字源』、『字統』、『字通』、『新漢語林』、『甲骨文字小字典』どこにも書いてありません。推測ですが、『説文解字』や加藤先生の『字源辞典』から拡大解釈したのではないでしょうか。酷(ひど)いことを書く人がいるものです。

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聖職者を表す(白川)、非常に縁起の良い、明るい漢字で『あき』、『あきら』、『あり』、『かぬ』、『かね』、『さかえ』、『てる』、『ひかり』、『ひかる』、『ひこ』、『ひろ』、『ひろし』、『みつ』、『みつる』と広く名前に使われます。

(コウ)』は小学校2年生で習う漢字 http://bit.ly/1CcJ09S です。象形・指事・会意・形声 二年生 もご覧ください。

 『(コウ)』huǎngは、光が四方に広がる様子を示す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、日+(ひかり)=(光が四方に広がる。ひかる。あきらか)です。漢字の部首は『日・にち』、意味は『ひかる』、『あきらか』です。

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異体字に『(コウ)』huǎngがあります。

音読みは呉音が『オウ』、漢音が『コウ』、訓読みは『晃(あきら)か』です。光り輝く様子を晃晃コウコウ)といいます。

晃晃(コウコウ)は(コウコウ)と書くことが多いです。

非常に縁起の良い明るい漢字で『あき』、『あきら』、『きら』、『てる』、『ひかる』、『みつ』と名前に使われます。

(コウ)』は人名用漢字です。

 『(コウ)』huǎngは、広げた布を表す形声文字です。漢字の足し算では、巾(ぬの)+(広がる)=(広げた布。幌。ほろ)です。漢字の部首は『巾・はばへん』、意味は『幌(ほろ)』、『日除けの幕(まく)』、『矢を防ぐ布』です。我が国では鎧の背につける矢を防ぐ布を幌・母衣(ほろ)といいます。

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音読みは呉音が『オウ』、漢音が『コウ』、訓読みは『幌(ほろ)』です。日除けの張った長距離の馬車を馬車(ほろバシャ)、外側だけ布で張った酒屋の看板・中身にないことを子(コウシ)といいます。

非常に縁起の良い漢字で『あきら』、『ほろ』、『ぽろ』と名前に使われます。また、アイヌ語では『大きな』を『ポロ』といい。『(ポロ)』の漢字を宛てることが多いです。

非常に縁起の良い明るい漢字で『あきら』と人名に使われます。

(コウ・ほろ)』は人名用漢字です。

 『(コウ)』guāngは、人体で尿(ニョウ・ゆばり)をためる内臓器官を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、月(身体)+(広がる)=(広がる袋。尿をためておく内臓器官。胱。ゆばりぶくろ)です。漢字の部首は『月・にくづき』、意味は『胱(ゆばりぶくろ)』です。漢字の世界では、(ボウ・左右に広がる袋)http://bit.ly/1oh7v59 と一緒に使い、膀(ボウコウ)として尿をためる内臓器官を表します。

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音読みは呉音・漢音ともに『コウ』、訓読みは『胱(ゆばりぶくろ)』です。

(コウ・ゆばりぶくろ)』は常用漢字から外れています。

 『(コウ)』huǎngは、光の中でうっとりする様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、忄(こころ)+(広がる光)=(光の中でうっとりする)です。漢字の部首は『忄・りっしんべん』、意味は『光の中でうっとりする』です。

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音読みは呉音・漢音ともに『コウ』です。うっとりする様子・ぼんやりする様子を惚(コウコツ)といいます。

心が勿(なくなる)ようにうっとりすつ様子は忽(コツ)や惚(コツ・ほれる)http://bit.ly/1WobCsL の漢字を使います。

(コウ)』は常用漢字から外れています。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-2564.html

『漢字の覚え方 光』    

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページに掲載した辞典・新書などを直接お読みください。

少し練習しましょう。

1.ふうこう(   )明媚(めいび)。

2.過去の えいこう(   )。

3.こうこう(   )と輝く。

4.ほろ(  )馬車。

5.さっぽろ(   )の街。

6.ぼうこう(   )に尿がたまる。

7.こうこつ(   )。

 

解説です。基本の漢字は、晃(あきら)は日を足して、幌(ほろ)は巾を足して、胱(ゆばりぶくろ)は月(にくづき)を足して胱、恍惚(コウコツ)は忄を足してです。

解答です。風、栄晃晃、煌煌、、札、膀惚。

少し漢字の成り立ちの話をしましょう。最古の辞書は後漢(建光元年・西暦121年)の許慎(キョシン)の「説文解字(セツモンカイジ)」です。許慎はその中で漢字について六種の原理を説明しています。これを『六書(リクショ)』といいます。六種類のうち四種類は漢字の成り立ちについて、残りの二種類は漢字の使用法についてしるしています。

彼は、漢字(=文字)の成り立ちを、物の形に象(かたど)った『象形』(ショウケイ)、象形文字を基に点を打つことにより示された『指事』(シジ)、文字を組み合わせた『会意』(カイイ)、意味と音・声を示す文字を組み合わせた『形声』(ケイセイ)の四種類に分類しました。

』は火と儿(人)を組み合わせた文字なので『会意文字』です。『』は日に光、『』は巾に光、『』は月に光、『』は忄に光を組み合わせた文字です。『(コウ)』の音・声(音符)含みますから『形声文字』です。

漢字の殆どはこの『形声文字』です。漢字が足し算であるというのは、この漢字の成り立ちに関わっています。『形声文字』は音・声(音読み)が同じなので、音・声(音読み)を基にして漢字の足し算で、漢字を覚えようとしているわけです。

2015年9月 6日 (日)

漢字の覚え方 叚

 漢字には発音・意味・構造上の漢字の仲間があります。今日は『(カ)』jiǎという字を基本とした漢字の仲間を説明します。この漢字の仲間には)、という漢字が含まれます。

『漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算で覚えると便利です。『』に何を足したら)、になるのかを考えてます。小学校5年生中学生 で習う常用漢字、は人名用漢字です。学年、学校に関係なく一緒に覚えましょう。

 『(カ)』jiǎは、下に置いたものにカバーをかぶせる様子や仮面を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、厂(布などのカバー)+ニ(下に置いたもの)+コ又(手の動作)=(下に置いたものにカバーをかぶせる。仮面)です。漢字の部首は『又・また』、意味は『被(かぶ)せる』、『覆(おお)う』、『仮面』です。

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音読みは呉音は『ケ』、漢音は『カ』です。(カ)単独で使うことはありませんが、(カ・仮面をかぶる)(カ・日に上乗せした)、(カ・えび・殻を被った)、(カ・かすみ・水滴でおおわれた)などの漢字の一部になっています。

(カ)は常用漢字(中学までに習う普段使う漢字)からは外れています。

 『)(カ)』jiǎは、仮面をかぶる様子・カバーをかける様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、イ(人間)+(下に置いたものにカバーをかぶせる)=(仮面をかぶる。カバーをかける。うわべをつくろう。かりに)です。漢字の部首は『イ・にんべん』、漢字の意味は『覆(おお)う』、『仮に』、『一時的に借りる』です。

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正字は、我が国では常用漢字体のを使います。

(カ)は省略字体ですので、(ハン)『漢字の覚え方 http://bit.ly/1vtMuoJ の漢字の仲間ではなく、(カ)の漢字の仲間になります。

音読みは呉音は『』、漢音は『』、訓読みが『仮(かり)に』です。一時的に考え出された説を説(セツ)、正式の王位についていない一時的な王を王(オウ)、顔にかぶせるマスクを面(メン)、病気のふりをすることを病(ビョウ)といいます。

)(カ・かり)は小学校5年生で習う漢字です。

 『(カ)』xiāは、 殻でおおわれた蝦(えび)を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、(動物)+(おおわれる)=(殻におおわれた動物。蝦。えび)です。漢字の部首は『・むしへん』、漢字の意味は『蝦(えび』、『ひきがえる』です。

ではなくを足す場合もあります。

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音読みは呉音は『ゲ』、漢音は『』、訓読みが『(えび)』です。しゃこは漢字で蛄(コ・しゃこ)、ひきがえるを蟆・蟇(ボ・がま)と書きます。古代、東北日本に住んでいた人々・北海道の古称を夷(えみし・えぞ)といいます。

(えび)は海老(えび)、(えび)http://bit.ly/2cNWoB6(えび)とも書きます。

(カ)は人名用漢字です。

 『(カ)』xiáは、普通の日に上乗せさせた休日を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、日(日々)+(かぶせる)=(日々に上乗せさせた休日。仕事をこえた時間。暇。ひま)です。漢字の部首は『日・にちへん』、漢字の意味は『休日』、『暇(ひま)』、『仕事を辞める』です。

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音読みは呉音は『ゲ』、漢音は『』、訓読みが『暇(ひま)』です。休みの日を日(ジツ)、ひまな時間を(カン)、休日以外の休みを休(キュウ)といいます。

(ひま)は(ひま)http://bit.ly/1xPRd3o とも書きます。

(カ・ひま)は中学生 で習う常用漢字です。

 『(カ)』xiáは、水滴でおおわれた状態、霞(かすみ)を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、雨(水滴)+(おおう)=(水滴でおおわれた状態。霞。かすみ)です。漢字の部首は『雨・あめかんむり』、漢字の意味は『霞(かすみ)』です。

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音読みは呉音は『ゲ』、漢音は『』、訓読みが『霞(かすみ)』です。空気中に浮小さな水滴で遠くがはっきり見えない現象を(かすみ)といいます。我が国の文芸上では、春のものを(かすみ)、秋のものを(きり)といいます。雲と霞・大勢の人が群がる様子を雲(ウン)、朝に立つ霞(かすみ)を朝(あさがすみ)といいます。

(カ・かすみ)は人名用漢字です。朝(あさ)、ヶ浦(かすみがうら)、ヶ関(かすみがせき)など地名によく使われています。

 『(カ)』xiáは、玉(たま・宝石)の表面に出来た瑕(きず)を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、王(宝石)+(おおう・表面)=(宝石の表面に出来てしまった瑕。きず)です。漢字の部首は『王・おう』、漢字の意味は『瑕(きず)』、『欠点』、『過失』です。 

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音読みは呉音は『ゲ』、漢音は『』、訓読みが『瑕(きず)』です。キズのあること・欠点のあることをシ)といいます。

(カ)は常用漢字から外れています。

(きず)は、(きず)、(きず)とあり、(きず)http://bit.ly/1rjHdtBと書くのが普通です。ニュアンスの違いがあります。

(きず)傷ついた人。心の傷も表します。  (きず)http://bit.ly/1rjHdtB

(きず)刀でつけられた切り創。     (きず)http://bit.ly/1LEcVib

(きず)宝石につけた表面の瑕。欠点。  (きず)http://bit.ly/1JaXWcB 

(きず)ギザギザした疵。欠点。     (きず) http://bit.ly/1sPxUXG

 『(カ・よし)』jiāは、川岸にかぶさる植物の葭(よし)を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、艹(植物)+(おおう・かぶさる)=(川岸にかぶさる植物。葭。よし)です。漢字の部首は『艹・くさかんむり』、漢字の意味は『葭(よし)』です。 

音読みは呉音は『ケ』、漢音は『』、訓読みが『葭(よし)』、『葭(あし)』です。よしのこと漢語で葦(イ)、よしの葉を葉(よしば)、よしで作ったのすだれを簀・簀(よしず)といいます。

葭(よし)は(よし)、(よし)とも書きます。

(カ・よし)は常用漢字から外れています。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-3ac4.html

『漢字の覚え方 叚』   

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少し練習しましょう。

1.けびょう(   )で欠席。

2.かめん(   )の騎士。

3.えび( )と蟹。

4.有給 きゅうか(    )。

5.はるかすみ(   )。

6.かすみがせき(   )。

7.玉に きず(  )。

8.よしず(   )張りの茶屋。

解説です。基本の漢字は、仮(かり)はイ(にんべん)を足して、蝦(えび)は虫を足して暇(ひま)は日を足して、瑕(きず)は王を足して、葭(よし)は艹を足してです。

解答です。病、面、、蛯、海老、、休、春ヶ関、簀・葦簀。

漢字の覚え方 害

 漢字には発音・意味・構造上の漢字の仲間があります。今日は『(ガイ)』hàiという字を基本とした漢字の仲間を説明します。この漢字の仲間にはという漢字が含まれます。

漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算で覚えると便利です。『』に何を足したらになるのかを考えてます。小学4年生 、小学6年生中学生 で習う常用漢字です。学年、学校に関係なく一緒に覚えましょう。

 『(ガイ)』hàiは、 進んでくるものを止める様子表す漢字です。漢字の足し算で覚えるならば、宀(屋根・板・盾)+丰(進む)+口(頭)=(進んでくるものを盾(たて)で止める。邪魔をする。転じて傷つける)です。漢字の部首は『宀・うかんむり』、意味は『とめる』、『生命を断つ』、『傷つける』、『災い』、『邪魔をする』です。

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音読みは呉音が『ガイ』、漢音が『カイ』、訓読みは常用外(普段使わない用法)の『害(そこな)う』です。生命を断つことを殺(サツガイ)、他人を傷つけようとする気持ちを意(ガイイ)、気温が冷たくて作物などを害(そこな)うことを冷(レイガイ)、差し障りのあることを障(ショウガイ)といいます。

スムーズに行かないこと・差し障りのあることを漢語で障・障(ショウガイ)といいます。戦争に負け、漢字について制限する勢力が多かったため、『(ガイ)』http://bit.ly/1Wwz4XD ・『(ガイ)』http://bit.ly/23P757p の漢字は常用漢字にはなりませんでした。障(ショウガイ)と書いて代用します。

(ショウガイ)、障・障(ショウガイ)は、常用漢字の(ガイ)を使った障(ショウガイ)に統一されましたが、(ガイ)の人を傷つけるのニュアンスを嫌って、障がい(ショウガイ)と書く人・クレーム懼れて障がい(ショウガイ)と書く人もいます。

(ガイ)は(カツ・刀でとめる)、(カツ・車どめ)などの漢字の部分にもなっています。

』は小学校4年生で習う漢字http://bit.ly/1JVSIGA です。

 『(カツ)』は、 進んでくるものを止める様子表す形声文字です。漢字の足し算では、(進んでくるものを止める)+刂(刀)=(進んでくるものを刀で止める。転じて二つに割る)です。漢字の部首は『刂・りっとう』、意味は『割(わ)る』、『割(さ)く』、『取り去る』、『割り算』、『1/10』です。

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音読みは呉音が『カチ』、漢音が『カツ』、訓読みは『割(わ)る』、『割(さ)く』です。惜(お)しいものを取り去ることを愛(カツアイ)、実力者が土地を分け合ってたてこもることを拠(カッキョ)、いくつかに分けることを分(ブンカツ)といいます。

(カツ・わる)』は小学校6年生で習う漢字http://bit.ly/2dKqhzH です。

 『(カツ)』xiáは、 車輪が軸から抜けないように止めるくさびを表す形声文字です。漢字の足し算では、車+(進んでくるものを止める)=(車輪が軸から抜けないように止めるくさび。転じて、押さえとめる。取り締まる)です。漢字の部首は『車・くるま』、意味は『車輪が軸から抜けないように止めるくさび』、『押さえとめる』、『取り締まる』です。

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音読みは呉音が『ゲチ』、漢音が『カツ』、訓読みは『轄(くさび)』です。権限をもって取り締まる範囲を管(カンカツ)といいます。

車輪以外の轄(くさび)は楔(くさび)と書きます。

(カツ・くさび)』は中学生 で習う常用漢字です。

(ガイ)』hàiに近い漢字に『(ケン)』xiànがあります。

 『(ケン)』xiànは、 人間の言動を取り締まる掟(おきて)表す形声文字です。漢字の足し算では、(止める)+罒(目)+心(心の動き)=(人間の目や心の動きを止める。人間の言動を取り締まる。法律)です。漢字の部首は『心・こころ』、意味は『人間の言動を取り締まる掟』、『法律』、『取り締まる』です。

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音読みは呉音が『コン』、漢音が『ケン』です。国家の掟(おきて)を法(ケンポウ)、軍隊で取り締まり活動をする兵隊を兵(ケンペイ)、集団の明らかな掟(おきて)を章(ケンショウ)といいます。

非常に重要な漢字で『あきら』、『かず』、『さだ』、『ただし』、『ただす』、『とし』、『のり』と名前に使われます。

(ケン・のり)』は小学校6年生で習う漢字http://bit.ly/2dKqhzH です。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-f62f.html

『漢字の覚え方 害』    

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少し練習しましょう。

1.夏の れいがい(   )。

2.大雨の ひがい(   )。

3.ぶんかつ(   )して支払う。

4.群雄 かっきょ(   )。

5.かんかつ(   )外。

6.日本国 けんぽう(   )。

 

解説です。基本の漢字は、割(わ)るは刂・りっとうを足して、轄(くさび)は車を足して、憲(のり)は罒(目)と心を足してです。

解答です。冷、被、分拠、管法。

漢字の覚え方 卬

 漢字には発音・意味・構造上の漢字の仲間があります。今日は『(ゴウ)』ángという字を基本とした漢字の仲間を説明します。この漢字の仲間には(ゴウ)、(ギョウ)、(コウ)、(ゲイ)、また、近い漢字に(イン)、(ヨク)の漢字があります。

漢字は足し算で表わす事が出来るものについては、意味を考えて漢字の足し算で覚えると便利です。『』に何を足したら、『』に何を足したらになるのかを考えます。小学校4年生で習う漢字中学生中学生 で習う常用漢字、は人名用漢字です。学年、学校に関係なく一緒に覚えましょう。中学生で習う常用漢字は何年で習うかは教科書によって異なります。

 『(ゴウ)』ángは、立っている人とひざまずいた人を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、匚(立っている人)+卩(ひざまづいた人)=(立っている人とひざまずいた人)です。漢字の部首は『卩・ふしづくり』、漢字の意味は『高い』、『仰ぐ』です。

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音読みは呉音・漢音ともに『ゴウ』です。(ゴウ)の漢字自体をを使うことはありません。(ギョウ)、(ゲイ)の漢字の部分になっています。

(ゴウ・たかい)は常用漢字から外れています。

 『(ギョウ)』yǎngは、仰(あお)ぐ様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、イ(人間)+(立っている人とひざまずく人)=(ひざまずいた人が上を見る。仰ぐ。あおぐ)です。漢字の部首は『イ・にんべん』、漢字の意味は『仰(あお)ぐ』、『敬う』、『おおげさ』です。

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音読みは呉音が『ゴウ』、漢音が『ギョウ』、慣用音が『コウ』です。訓読みは『仰(あお)ぐ』です。神を信じて敬うことを信(シンコウ)、天を仰ぐほどびっくりすることを天(ギョウテン)、物事が大げさなさまを山(ギョウサン)といいます。

(ギョウ・あおぐ)』は中学生 で習う常用漢字です。

 『(コウ)』ángは、高くあがる様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、日(太陽・昇る)+(立っている人とひざまずく人)=(ひざまずいた人が太陽を見る。あがる。上昇する)です。漢字の部首は『日・にち』、漢字の意味は『あがる』、『上昇する』、『感情が高ぶる』です。

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音読みは呉音が『ゴウ』、漢音が『コウ』、訓読みが常用外の『昂(あ)がる』、『昂(たか)ぶる』です。常用漢字(中学までに習う日常使う漢字2136字)でないので、(コウ)、(コウ)を使うのが普通です。感情が昂(たか)ぶることを興奮・奮(コウフン)、精神や気分が昂(たか)まることを高揚・揚(コウヨウ)、物価などがひどく昂(あ)がることを高騰・騰(コウトウ)といいます。

非常に縁起の良い漢字で『あき』、『あきら』、『たか』、『たかし』、『のぼる』と人名に使われます。

(コウ・あがる)』は人名用漢字です。

似た漢字の(ボウ・すばる)については『漢字の覚え方 をご覧ください。

 『(ゲイ)』yíngは、出迎(でむか)える様子を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、辶(進む・出向く)+(敬意を払う)=(敬意を払って出向く。迎える。むかえる)です。漢字の部首は『辶・しんにょう』、漢字の意味は『迎(むか)える』、『相手の意をいれる』です。

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音読みは呉音が『ギョウ』、漢音が『ゲイ』、訓読みは『迎(むか)える』です。歓(よろこ)んで迎えることを歓(カンゲイ)、送り迎えを送(ソウゲイ)、他人の気に入るように調子を合せることを合(ゲイゴウ)といいます。

(ゲイ・むかえる)』は中学生 で習う常用漢字です。

(ゴウ)に良く似た漢字で(イン)があります。

 『(イン)』yìnは、押さえつける様子・印(イン)を押す様子を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、E(手)+卩(ひざまづいた人)=(手で人をひざまずかせる。転じて抑え付ける。印を押す)です。漢字の部首は『卩・ふしづくり』、漢字の意味は『抑え付ける』、『印を押す』、『印(しるし)』です。

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音読みは呉音・漢音ともに『イン』、訓読みは『印(しるし)』です。心にあるイメージ(象)を押しつけられることを象(インショウ)、版型を押しつけて刷(す)ることを刷(インサツ)、郵便物の消息を伝える印を消(けしイン)、書物を印刷して世に出すことを行(インギョウ)、書物の著作権からえるお金を税(インゼイ)といいます。

(イン・しるし)』は小学校4年生で習う漢字です。

 『(ヨク)』は、押さえつける様子を表す会意文字です。漢字の足し算で覚えるならば、扌(手の動作)+(手で人をひざまずかせる)=(手で人をひざまずかせる。抑え付ける)です。漢字の部首は『扌・てへん』、漢字の意味は『抑え付ける』です。

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はデザインの都合でになっっています。

音読みは呉音が『ヲク』、漢音が『ヨク』、訓読みは『抑(おさ)える』です。無理やりおさえつけることを圧(ヨクアツ)、おさえとどめることを制(ヨクセイ)、声の調子などをおさえたり、あげたりすることを揚(ヨクヨウ)といいます。

(ヨク・おさえる)』は中学生 で習う常用漢字です。

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-9211.html

『漢字の覚え方 卬』       

参考図書http://bit.ly/1Xs359Oです。漢字についてより詳しく知りたい方は、←左記ブログページの本をお読みください。

少し練習しましょう。

1.ぎょうてん(   )。

2.大切な しんこう(   )。

3.熱烈 かんげい(   )。

4.そうげい(   )バス。

5.精神の こうよう(   )。

6.物価の こうとう(   )。

7.こうふん(   )状態。

8.いんさつ(   )機械。

9.いんぜい(   )の収入。

10.支出の よくせい(   )。

11.よくよう(   )をつける。

解説です。基本の漢字は、仰(あお)ぐはイ(にんべん)を足して、迎(むか)えるは辶(しんにょう)を足してです。昂(あ)がるは日を足して、抑(おさ)えるは扌(てへん)を足して、印(いん)はE(手)と卩(ひざまづいた人)を足してです。

解答です。天、信、歓、送、高揚・揚、高騰・騰、興奮・奮、刷、税、制、揚。

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    漢字の覚え方 賈           漢字の覚え方 火           漢字の覚え方 咼           漢字の覚え方 禾           漢字の覚え方 可           漢字の覚え方 果          
  • カ行(カイ)
    漢字の覚え方 海           漢字の覚え方 夬           漢字の覚え方 介           漢字の覚え方 皆          
  • カ行(カク)
    漢字の覚え方 矍           漢字の覚え方 殻           漢字の覚え方 角           漢字の覚え方 革           漢字の覚え方 隺           漢字の覚え方 画           漢字の覚え方 各          
  • カ行(カツ)
    漢字の覚え方 害           漢字の覚え方 舌           漢字の覚え方 曷          
  • カ行(カン)
    漢字の覚え方 臽           漢字の覚え方 丱           漢字の覚え方 睘           漢字の覚え方 ・巻         漢字の覚え方 監           漢字の覚え方 柬           漢字の覚え方 咸           漢字の覚え方 漢           漢字の覚え方 官           漢字の覚え方 間           漢字の覚え方 甘           漢字の覚え方 雚           漢字の覚え方 毌・串      
  • カ行(カ・ケ)
    漢字の覚え方 叚           漢字の覚え方 夏           漢字の覚え方 家           漢字の覚え方 化           漢字の覚え方 加          
  • カ行(ガ )
    漢字の覚え方 画           漢字の覚え方 我・義         漢字の覚え方 牙           漢字の覚え方 亥           漢字の覚え方 害           漢字の覚え方 楽           漢字の覚え方 学           漢字の覚え方 月          
  • カ行(ガン)
    漢字の覚え方 厂           漢字の覚え方 元          
  • カ行(キ )
    漢字の覚え方 鬼           漢字の覚え方 既           漢字の覚え方 貴           漢字の覚え方 葵           漢字の覚え方 几           漢字の覚え方 吉           漢字の覚え方 其           漢字の覚え方 奇           漢字の覚え方 匊          
  • カ行(キュウ)
    漢字の覚え方 久           漢字の覚え方 臼           漢字の覚え方 丘           漢字の覚え方 丩           漢字の覚え方 弓           漢字の覚え方 求           漢字の覚え方 及・急         漢字の覚え方 九           
  • カ行(キョウ・ケイ)
    漢字の覚え方 頃           漢字の覚え方 开・形         漢字の覚え方 京           漢字の覚え方 兄・竟         漢字の覚え方 敬           漢字の覚え方 巠           
  • カ行(キョウ・コウ)
    漢字の覚え方 夾           漢字の覚え方 郷           漢字の覚え方 孝           漢字の覚え方 爻・交         漢字の覚え方 庚           漢字の覚え方 幸           漢字の覚え方 更           漢字の覚え方 行          
  • カ行(キョウ)
    漢字の覚え方 享           漢字の覚え方 敫           漢字の覚え方 劦           漢字の覚え方 喬           漢字の覚え方 共           漢字の覚え方 凶          
  • カ行(キョク)
    漢字の覚え方 極           漢字の覚え方 局           漢字の覚え方 曲          
  • カ行(キョ)
    漢字の覚え方 虚           漢字の覚え方 巨           漢字の覚え方 豦           漢字の覚え方 去          
  • カ行(キン)
    漢字の覚え方 匀           漢字の覚え方 堇           漢字の覚え方 斤           漢字の覚え方 禁           漢字の覚え方 今          
  • カ行(ギ )
    漢字の覚え方 屰           漢字の覚え方 疑           漢字の覚え方 牛           漢字の覚え方 堯          
  • カ行(ギョ)
    漢字の覚え方 玉           漢字の覚え方 魚          
  • カ行(ク )
    漢字の覚え方 句           漢字の覚え方 九           漢字の覚え方 区・殴         漢字の覚え方 屈           漢字の覚え方 禺           漢字の覚え方 具           漢字の覚え方 君           漢字の覚え方 熏           漢字の覚え方 軍          
  • カ行(ク・コウ)
    漢字の覚え方 侯           漢字の覚え方 口           漢字の覚え方 后           漢字の覚え方 冓           漢字の覚え方 公           漢字の覚え方 工          
  • カ行(ケ )
    漢字の覚え方 穴           漢字の覚え方 夬           漢字の覚え方 血           漢字の覚え方 埶          
  • カ行(ケイ)
    漢字の覚え方 恵           漢字の覚え方 系           漢字の覚え方 圭           漢字の覚え方 奚           漢字の覚え方 携・攜        
  • カ行(ケン)
    漢字の覚え方 显           漢字の覚え方 玄           漢字の覚え方 臤           漢字の覚え方 兼           漢字の覚え方 肙           漢字の覚え方 犬           漢字の覚え方 卷・巻         漢字の覚え方 幵           漢字の覚え方 建           漢字の覚え方 見           漢字の覚え方 間           漢字の覚え方 僉           漢字の覚え方 県       
  • カ行(ケ・カイ)
    漢字の覚え方 届           漢字の覚え方 戒           漢字の覚え方 解          
  • カ行(ケ・キ)
    漢字の覚え方 希           漢字の覚え方 幾           漢字の覚え方 气          
  • カ行(コ )
    漢字の覚え方 虎           漢字の覚え方 瓜           漢字の覚え方 乎           漢字の覚え方 賈           漢字の覚え方 壴           漢字の覚え方 戸           漢字の覚え方 己           漢字の覚え方 古           漢字の覚え方 夸           漢字の覚え方 骨          
  • カ行(コウ)
    漢字の覚え方 甲           漢字の覚え方 厷           漢字の覚え方 亘           漢字の覚え方 岡           漢字の覚え方 光           漢字の覚え方 丂           漢字の覚え方 高           漢字の覚え方 亢           漢字の覚え方 黄・広        
  • カ行(コク)
    漢字の覚え方 克           漢字の覚え方 黒           漢字の覚え方 谷           漢字の覚え方 告          
  • カ行(コン)
    漢字の覚え方 昏           漢字の覚え方 困           漢字の覚え方 艮           漢字の覚え方 今           漢字の覚え方 昆          
  • カ行(ゴ )
    漢字の覚え方 五・語         漢字の覚え方 呉           漢字の覚え方 午・御         漢字の覚え方 合           漢字の覚え方 卬          
  • サ行(サ )
    漢字の覚え方 坐           漢字の覚え方 采           漢字の覚え方 左・尋         漢字の覚え方 才           漢字の覚え方 卒           漢字の覚え方 祭           漢字の覚え方 乍           漢字の覚え方 冊          
  • サ行(サイ・セイ )
    漢字の覚え方 斉           漢字の覚え方 歳           漢字の覚え方 妻           漢字の覚え方 西          
  • サ行(サン)
    漢字の覚え方 斬           漢字の覚え方 参           漢字の覚え方 散           漢字の覚え方 戔           漢字の覚え方 算           漢字の覚え方 山           漢字の覚え方 三          
  • サ行(シ )
    漢字の覚え方 巳           漢字の覚え方 豕           漢字の覚え方 死           漢字の覚え方 師           漢字の覚え方 朿           漢字の覚え方 厶・台         漢字の覚え方 子           漢字の覚え方 思           漢字の覚え方 氏           漢字の覚え方 至           漢字の覚え方 止          
  • サ行(シ )
    漢字の覚え方 之           漢字の覚え方 糸           漢字の覚え方 矢           漢字の覚え方 示           漢字の覚え方 市           漢字の覚え方 四           漢字の覚え方 旨           漢字の覚え方 支           漢字の覚え方 司           漢字の覚え方 史           漢字の覚え方 次           漢字の覚え方 士           漢字の覚え方 志        
  • サ行(シキ・ショク)
    漢字の覚え方 食           漢字の覚え方 戠           漢字の覚え方 式          
  • サ行(シチ・シツ)
    漢字の覚え方 桼           漢字の覚え方 失           漢字の覚え方 質           漢字の覚え方 七          
  • サ行(シャ )
    漢字の覚え方 車           漢字の覚え方 舎           漢字の覚え方 者           漢字の覚え方 射           漢字の覚え方 勺          
  • サ行(シャク・セキ)
    漢字の覚え方 席           漢字の覚え方 尺           漢字の覚え方 赤           漢字の覚え方 石           漢字の覚え方 責           漢字の覚え方 夕           漢字の覚え方 昔          
  • サ行(シュウ)
    漢字の覚え方 乑           漢字の覚え方 舟・受         漢字の覚え方 州           漢字の覚え方 習           漢字の覚え方 秋           漢字の覚え方 秀           漢字の覚え方 周           漢字の覚え方 祝・呪        漢字の覚え方 就          
  • サ行(シュン)
    漢字の覚え方 盾           漢字の覚え方 旬           漢字の覚え方 舜           漢字の覚え方 夋           漢字の覚え方 屯・春        
  • サ行(シュ)
    漢字の覚え方 手           漢字の覚え方 殳           漢字の覚え方 朱           漢字の覚え方 守           漢字の覚え方 首           漢字の覚え方 主           漢字の覚え方 取           漢字の覚え方 出           漢字の覚え方 叔           漢字の覚え方 宿          
  • サ行(ショウ・セイ)
    漢字の覚え方 成           漢字の覚え方 青           漢字の覚え方 生           漢字の覚え方 正          
  • サ行(ショウ)
    漢字の覚え方 升           漢字の覚え方 焦           漢字の覚え方 象           漢字の覚え方 小           漢字の覚え方 召           漢字の覚え方 尚           漢字の覚え方 章           漢字の覚え方 爿           漢字の覚え方 昌           漢字の覚え方 詳・善        
  • サ行(ショ)
    漢字の覚え方 庶           漢字の覚え方 処           
  • サ行(シン)
    漢字の覚え方 臣           漢字の覚え方 兂           漢字の覚え方 眞           漢字の覚え方 心           漢字の覚え方 囟(田)        漢字の覚え方 申           漢字の覚え方 辰           漢字の覚え方 辛・新         漢字の覚え方 深・探         漢字の覚え方 帚・侵        
  • サ行(ジ )
    漢字の覚え方 茲           漢字の覚え方 寺           漢字の覚え方 自           漢字の覚え方 舟・受         漢字の覚え方 孰           漢字の覚え方 朮           漢字の覚え方 盾           漢字の覚え方 女           漢字の覚え方 尽           漢字の覚え方 甚          
  • サ行(ジャク)
    漢字の覚え方 若           漢字の覚え方 弱          
  • サ行(ジュウ)
    漢字の覚え方 重           漢字の覚え方 从、縱         漢字の覚え方 十          
  • サ行(ジュツ)
    漢字の覚え方 戌           漢字の覚え方 朮          
  • サ行(ジョウ)
    漢字の覚え方 黽           漢字の覚え方 丈           漢字の覚え方 襄           漢字の覚え方 丞           漢字の覚え方 乗           漢字の覚え方 成           
  • サ行(ジン)・ ナ行(ニン)
    漢字の覚え方 人           漢字の覚え方 壬           漢字の覚え方 刃          
  • サ行(ジ)・ナ行(ニ)
    漢字の覚え方 尼           漢字の覚え方 日           漢字の覚え方 入           漢字の覚え方 耳           漢字の覚え方 二           漢字の覚え方 爾          
  • サ行(ス・ズ )
    漢字の覚え方 水           漢字の覚え方 率           漢字の覚え方 隹           漢字の覚え方 垂           漢字の覚え方 芻           漢字の覚え方 寸           漢字の覚え方 豆          
  • サ行(セ )
    漢字の覚え方 世           漢字の覚え方 是           漢字の覚え方 制           漢字の覚え方 卩・節         漢字の覚え方 折           漢字の覚え方 舌           漢字の覚え方 詳・善        
  • サ行(セン)
    漢字の覚え方 韱           漢字の覚え方 亶           漢字の覚え方 巽           漢字の覚え方 前           漢字の覚え方 先           漢字の覚え方 宣           漢字の覚え方 専           漢字の覚え方 戔           漢字の覚え方 扇           漢字の覚え方 全           漢字の覚え方 占           漢字の覚え方 川           漢字の覚え方 薦        
  • サ行(ゼン)
    漢字の覚え方 然           漢字の覚え方 全          
  • サ行(ソ )
    漢字の覚え方 率           漢字の覚え方 疋           漢字の覚え方 卒           漢字の覚え方 且           漢字の覚え方 象           漢字の覚え方 蔵           漢字の覚え方 則           漢字の覚え方 尊          
  • サ行(ソウ)
    漢字の覚え方 叟           漢字の覚え方 臿           漢字の覚え方 曹           漢字の覚え方 匆           漢字の覚え方 忩           漢字の覚え方 倉           漢字の覚え方 爪           漢字の覚え方 送           漢字の覚え方 相           漢字の覚え方 早           漢字の覚え方 曾           漢字の覚え方 喿           漢字の覚え方 帚・侵      
  • サ行(ソク・ショク)
    漢字の覚え方 續           漢字の覚え方 蜀           漢字の覚え方 足           漢字の覚え方 束          
  • タ行(タ )
    漢字の覚え方 多           漢字の覚え方 㒸           漢字の覚え方 帶           漢字の覚え方 大           漢字の覚え方 退           漢字の覚え方 它・也         漢字の覚え方 弟           漢字の覚え方 厶・台         漢字の覚え方 代           漢字の覚え方 卓           漢字の覚え方 睪          
  • タ行(タン)
    漢字の覚え方 耑           漢字の覚え方 亶           漢字の覚え方 旦           漢字の覚え方 段           漢字の覚え方 詹           漢字の覚え方 深・探         漢字の覚え方 単          
  • タ行(チ )
    漢字の覚え方 离           漢字の覚え方 知           漢字の覚え方 畜           漢字の覚え方 竹           漢字の覚え方 宁           漢字の覚え方 直           漢字の覚え方 豖           漢字の覚え方 冘           漢字の覚え方 朕・藤        
  • タ行(チュウ)
    漢字の覚え方 丑           漢字の覚え方 壴           漢字の覚え方 肘           漢字の覚え方 中          
  • タ行(チョウ)
    漢字の覚え方 徴           漢字の覚え方 枼           漢字の覚え方 鳥           漢字の覚え方 朝           漢字の覚え方 長           漢字の覚え方 丁           漢字の覚え方 兆          
  • タ行(ツ )
    漢字の覚え方 㒸           漢字の覚え方 追          
  • タ行(テ )
    漢字の覚え方 帝           漢字の覚え方 氐           漢字の覚え方 廷           漢字の覚え方 呈           漢字の覚え方 弟           漢字の覚え方 啇           漢字の覚え方 占           漢字の覚え方 天           漢字の覚え方 田          
  • タ行(ト )
    漢字の覚え方 斗           漢字の覚え方 㝵           漢字の覚え方 奴           漢字の覚え方 度           漢字の覚え方 土           漢字の覚え方 讀           漢字の覚え方 屯          
  • タ行(トウ)
    漢字の覚え方 刀           漢字の覚え方 沓           漢字の覚え方 冬           漢字の覚え方 東           漢字の覚え方 朕・藤         漢字の覚え方 到           漢字の覚え方 豆          
  • タ行(ドウ)
    漢字の覚え方 童           漢字の覚え方 同          
  • タ行(ドウ)・ナ行(ノウ)
    漢字の覚え方 能           漢字の覚え方 脳           漢字の覚え方 農          
  • ナ行
    漢字の覚え方 奴           漢字の覚え方 南           漢字の覚え方 女           漢字の覚え方 内           漢字の覚え方 然           漢字の覚え方 念          
  • ナ行(ニン)・サ行(ジン)
    漢字の覚え方 人           漢字の覚え方 壬           漢字の覚え方 刃          
  • ナ行(ニ)・サ行(ジ)
    漢字の覚え方 尼           漢字の覚え方 日           漢字の覚え方 入           漢字の覚え方 耳           漢字の覚え方 二           漢字の覚え方 爾          
  • ナ行(ノウ)・タ行(ドウ)
    漢字の覚え方 能           漢字の覚え方 農           漢字の覚え方 脳          
  • ハ行(ブ)・マ行(ム)
    漢字の覚え方 武           漢字の覚え方 無          
  • ハ行(ハ )
    漢字の覚え方 巴           漢字の覚え方 巿           漢字の覚え方 派           漢字の覚え方 配・妃         漢字の覚え方 貝・買         漢字の覚え方 白           漢字の覚え方 莫           漢字の覚え方 癶           漢字の覚え方 犮           漢字の覚え方 伐          
  • ハ行(ハン)
    漢字の覚え方 凡           漢字の覚え方 般           漢字の覚え方 犯・氾         漢字の覚え方 八・半         漢字の覚え方 反           漢字の覚え方 番          
  • ハ行(ヒ )
    漢字の覚え方 卑           漢字の覚え方 非           漢字の覚え方 皮           漢字の覚え方 辟           漢字の覚え方 比           漢字の覚え方 備           漢字の覚え方 必           漢字の覚え方 表           漢字の覚え方 票           漢字の覚え方 苗          
  • ハ行(ヒョウ・ヘイ )
    漢字の覚え方 并           漢字の覚え方 平           漢字の覚え方 丙          
  • ハ行(ヒン )
    漢字の覚え方 賓           漢字の覚え方 品           漢字の覚え方 頻          
  • ハ行(ビ)・マ行(ミ)
    漢字の覚え方 尾           漢字の覚え方 未          
  • ハ行(フ )
    漢字の覚え方 歩           漢字の覚え方 付           漢字の覚え方 夫           漢字の覚え方 父           漢字の覚え方 不           漢字の覚え方 孚           漢字の覚え方 卜           漢字の覚え方 畐           漢字の覚え方 复           漢字の覚え方 服           漢字の覚え方 弗        
  • ハ行(フン )
    漢字の覚え方 賁           漢字の覚え方 勿           漢字の覚え方 八・分        
  • ハ行(ブン )
    漢字の覚え方 文           漢字の覚え方 分          
  • ハ行(ヘ )
    漢字の覚え方 敝           漢字の覚え方 並           漢字の覚え方 辟           漢字の覚え方 扁          
  • ハ行(ホ )
    漢字の覚え方 歩           漢字の覚え方 朋           漢字の覚え方 呆           漢字の覚え方 甫           漢字の覚え方 丰           漢字の覚え方 奉           漢字の覚え方 方           漢字の覚え方 包           漢字の覚え方 北           漢字の覚え方 賁           漢字の覚え方 本          
  • ハ行(ボ )
    漢字の覚え方 某           漢字の覚え方 戊           漢字の覚え方 母           漢字の覚え方 暴           漢字の覚え方 亡           漢字の覚え方 卯           漢字の覚え方 卜           漢字の覚え方 攴・攵        漢字の覚え方 菐           漢字の覚え方 木           漢字の覚え方 凡          
  • マ行
    漢字の覚え方 曼           漢字の覚え方 矛           漢字の覚え方 米           漢字の覚え方 莫           漢字の覚え方 末           漢字の覚え方 末           漢字の覚え方 綿          
  • マ行(メイ・ミョウ)
    漢字の覚え方 明           漢字の覚え方 名          
  • マ行(メン)・ハ行(バン・ベン)
    漢字の覚え方 面           漢字の覚え方 免          
  • マ行(メ・マ)・ハ行(バ)
    漢字の覚え方 馬           漢字の覚え方 麻         
  • マ行(モン)
    漢字の覚え方 文           漢字の覚え方 門          
  • マ行(モ)
    漢字の覚え方 戊           漢字の覚え方 毛           漢字の覚え方 孟           漢字の覚え方 木           漢字の覚え方 勿          
  • ヤ行
    漢字の覚え方 亦・夜         漢字の覚え方 舁            漢字の覚え方 予           漢字の覚え方 余           漢字の覚え方 谷          
  • ヤ行(ユ)
    漢字の覚え方 兪           漢字の覚え方 攸           漢字の覚え方 憂           漢字の覚え方 由           漢字の覚え方 斿           漢字の覚え方 酉           漢字の覚え方 右          
  • ヤ行(ヨウ)
    漢字の覚え方 黽           漢字の覚え方 幺           漢字の覚え方 夭           漢字の覚え方 翟           漢字の覚え方 枼           漢字の覚え方 羊           漢字の覚え方 䍃・揺         漢字の覚え方 用           漢字の覚え方 昜           漢字の覚え方 谷           漢字の覚え方 要          
  • ラ行
    漢字の覚え方 果           漢字の覚え方 戻           漢字の覚え方 畾           漢字の覚え方 来           漢字の覚え方 礼・豊         漢字の覚え方 剌           漢字の覚え方 楽           漢字の覚え方 闌           漢字の覚え方 秝           漢字の覚え方 列          
  • ラ行(リ )
    漢字の覚え方 离           漢字の覚え方 率           漢字の覚え方 栗           漢字の覚え方 利           漢字の覚え方 里           漢字の覚え方 良           漢字の覚え方 夌           漢字の覚え方 令           漢字の覚え方 量           漢字の覚え方 両           漢字の覚え方 力          
  • ラ行(リュウ )
    漢字の覚え方 龍           漢字の覚え方 立           漢字の覚え方 留           漢字の覚え方 流          
  • ラ行(リン)
    漢字の覚え方 侖           漢字の覚え方 粦           漢字の覚え方 林          
  • ラ行(ル )
    漢字の覚え方 婁           漢字の覚え方 流           漢字の覚え方 留          
  • ラ行(レイ)
    漢字の覚え方 戻           漢字の覚え方 礼・豊         漢字の覚え方 令          
  • ラ行(レン)
    漢字の覚え方 柬           漢字の覚え方 連          
  • ラ行(ロウ)
    漢字の覚え方 婁           漢字の覚え方 老           漢字の覚え方 良          
  • ラ行(ロク)
    漢字の覚え方 鹿           漢字の覚え方 彔           漢字の覚え方 六          
  • ラ行(ロ)
    漢字の覚え方 呂           漢字の覚え方 盧          
  • ワ行
    漢字の覚え方 或           漢字の覚え方 夗          
  • 中学校で習う漢字
    中学校1年生で習う漢字       中学校2年生で習う漢字       中学校3年生で習う漢字       中学校で習うようになった漢字      
  • 個人用電子計算機(パソコン)
    vostro230 Optiplex790に引越   Dell Vostro 3300 再生        Dell Vostro 3558 遅くなる    Dell vostro230 SSD 換装    Windows7→Windows10       Dell Vostro 3558 SSD 換装   
  • 呉音と漢音
    呉音と漢音               
  • 小学校1年生で習う漢字
    小学校1年生で習う漢字①     小学校1年生で習う漢字②    
  • 小学校2年生で習う漢字
    小学校2年生で習う漢字①     小学校2年生で習う漢字②     小学校2年生で習う漢字③     小学校2年生で習う漢字④    
  • 小学校3年生で習う漢字
    小学校3年生で習う漢字①      小学校3年生で習う漢字②     小学校3年生で習う漢字③     小学校3年生で習う漢字④    
  • 小学校4年生で習う漢字
    小学校4年生で習う漢字①      小学校4年生で習う漢字②     小学校4年生で習う漢字③     小学校4年生で習う漢字④    
  • 小学校5年生で習う漢字
    小学校5年生で習う漢字①      小学校5年生で習う漢字②     小学校5年生で習う漢字③     小学校5年生で習う漢字④    
  • 小学校6年生で習う漢字
    小学校6年生で習う漢字①      小学校6年生で習う漢字②     小学校6年生で習う漢字③     小学校6年生で習う漢字④    
  • 小学校で習う漢字
    小学校の漢字 上下左右      小学校の漢字 父母姉妹兄弟   小学校の漢字 春夏秋冬      小学校の漢字 一~十        小学校の漢字 天地人        小学校の漢字 東西南北     
  • 小説『明暗そのあと』
    百八十九                百九十                 百九十一                百九十二                百九十三                百九十四                百九十五                百九十六                百九十七                百九十八                百九十九                二百               
  • 文学・評論
    『半分、青い。』と北川悦吏子
  • 漢字 のエッセイ
    象形・指事・会意・形声 一年生  象形・指事・会意・形声 二年生  象形・指事・会意・形声 三年生  象形・指事・会意・形声 四年生  象形・指事・会意・形声 五年生  象形・指事・会意・形声 六年生  漢字でみるヤナギの分類      落語 空き巣             
  • 漢字 参考図書
  • 漢字 音読み索引(ア行)
  • 漢字 音読み索引(カ行)
  • 漢字 音読み索引(サ行)
  • 漢字 音読み索引(タ行)
  • 漢字 音読み索引(ナ行)
  • 漢字 音読み索引(ハ行)
  • 漢字 音読み索引(マ行)
  • 漢字 音読み索引(ヤ行)
  • 漢字 音読み索引(ラ行)
  • 漢字 音読み索引(ワ行)
  • 漢字・訓読み索引(あ行)
  • 漢字・訓読み索引(か行)
  • 漢字・訓読み索引(さ行)
  • 漢字・訓読み索引(た行)
  • 漢字・訓読み索引(な行)
  • 漢字・訓読み索引(は行)
  • 漢字・訓読み索引(ま行)
  • 漢字・訓読み索引(や行)
  • 漢字・訓読み索引(ら行)
  • 漢字・訓読み索引(わ行)
  • 漢字練習問題(中学生)
    練習問題1-1(書き)         練習問題1-1(読み)         練習問題1-2(書き)         練習問題1-2(読み)         練習問題1-3(書き)         練習問題1-3(読み)         練習問題1-4(書き)         練習問題1-4(読み)         練習問題1-5(書き)         練習問題1-5(読み)        
  • 災害
    災害時のスマホと携帯
  • 象形・指事・会意・形声文字
    象形・指事・会意・形声 一年生  象形・指事・会意・形声 二年生  象形・指事・会意・形声 三年生  象形・指事・会意・形声 四年生  象形・指事・会意・形声 五年生  象形・指事・会意・形声 六年生  
  • 部首索引 虫(むし)
  • 部首索引 魚(うお・さかな)
2023年3月
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