小学校3年生で習う漢字③(世~童)
小学校3年生で習う漢字を説明します。
『小学校3年生で習う漢字①』(悪~根)と 『小学校3年生で習う漢字②』(祭~進)、 『小学校3年生で習う漢字③』(世~童)、 『小学校3年生で習う漢字④』(農~和)に分割しています。ご了承下さい。
漢字の説明の前に、漢字の成り立ちの話をしましょう。最古の漢字辞書は後漢(西暦100年頃)の許慎(キョシン)の「説文解字(セツモンカイジ)」です。許慎はその中で漢字の成り立ちについて、四種類あるとしました。中学の教科書に掲載されるようになったので、解説致します。
①.物の形を象った(かたどった)『象形文字』(ショウケイモジ)、②.象形文字を基に点を打つことにより示された『指事文字』(シジモジ)、③.文字を組み合わせて造った『会意文字』(カイイモジ)、④.意味と音を示す文字を組み合わせた『形声文字』(ケイセイモジ)の四種です。『会意文字』と『形声文字』は漢字の足し算で表す事が出来ます。三年生の漢字については一覧にしてありますので象形・指事・会意・形声 三年生も御覧ください。
漢字の成り立ちについての解釈は四通りです。どの時代の漢字に重点を置くか、また「説文解字(セツモンカイジ)」にどれほど敬意を払うかにより、解釈が違う場合が稀にあります。ある辞書では『見』を象形文字、別の辞書では目+儿の会意文字としています。漢字の解釈については諸説あることを御承知下さい。
『世(セイ)』shìは、三十年間の世代を表す会意文字です。十を三つ並べて、横棒を引いて、三十年の世代を表したとされます。漢字の足し算では、十+十+十=世(三十年間。世代)です。漢字の部首は『一・いち』、漢字の意味は『親が子に引き継ぐまでの三十年』、『世代』、『人間の社会』、『代代』です。
白川は金文では草木の新芽の出る形で象形文字としています。
音読みは呉音が『セ』、漢音が『セイ』、訓読みは『世(よ)』です。人間の社会・世の中を世間(セケン)、親が子に引き継ぐまでの三十年を世代(セダイ)、西洋の暦(こよみ)の百年を世紀(セイキ)、地球上の国家・人間社会の全体・過去、現在、未来の三世を世界(セカイ)といいます。
世(セイ)の『単語家族』には、世(セイ)、泄(セツ)、笹(ささ)などがあります。詳しくは『漢字の覚え方 世』をご覧下さい。
『整(セイ)』zhěngは、正しく整える様子を漢字にした形声文字です。漢字の足し算では、敕(引き締める)+正=整(引き締めて正す。正しく整える)です。部首は『攵・ぼくづくり』、意味は『整える(ととのえる)』です。
音読みは呉音が『ショウ』、漢音が『セイ』です。訓読みは『整える(ととのえる)』です。整理(セイリ)、整備(セイビ)、整列(セイレツ)、調整(チョウセイ)の整です。
整(セイ)は正(セイ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 正』をご覧ください
『昔(セキ)』xīは、日数を重ねる様子を表わす会意文字です。漢字の足し算では、龷 (重なる)+日(ひにち)=昔(日にちを重ねる。昔)です。漢字の部首は『日・にち』、意味は『昔(むかし)』、『夜(よる)』です。
龷 は干した肉を重ねたものと言われています。
音読みは呉音が『シャク』、漢音が『セキ』、訓読みは『昔(むかし)』です。毎夜毎夜・はるか昔を昔昔(セキセキ・むかしむかし)、今と昔を今昔(コンジャク)、昔の日々・ずっと昔を昔年(セキネン)といいます。
少し漢字の読み方の話をします。漢字の読み方は漢字を中国から輸入したときの読み方音読みと大和(やまと)言葉にあわせた訓読み(くんよみ)があります。音読みには、最初に輸入した中国江南地方(呉)の音である呉音(ゴオン)、遣唐使が持ち帰った長安の音である漢音(カンオン)、鎌倉仏教を通して入ってきた唐宋音(トウソウオン)、我が国で慣用的に使われる慣用音(カンヨウオン)があります。
『昔(むかし)』xīの呉音は『シャク』です。今昔は、古い時代に入ってきた読み方なので今昔(コンジャク)と呉音で読みます。昔年(セキネン)は平安時代に入ってきた読み方なので昔年(セキネン)と漢音の『セキ』で読みます。
一般に呉音の語尾(韻・イン)が『ヤク』であるとき、漢音の語尾(韻)は『エキ』に変わります。従って呉音『シャク』の漢音は『セキ』です。役(ヤク・エキ)、益(ヤク・エキ)などもその例です。呉音、漢音については呉音と漢音 もご覧ください。
昔(セキ・シャク)の『単語家族』には、借(シャク)、惜(セキ)、籍(セキ)などの仲間があります。詳しくは『漢字の覚え方 昔』をご覧ください。
『全(ゼン)』quánは、欠けることなく全部そろえる様子を表す会意文字です。漢字の足し算では、人(集める)+工(工具)=全(欠けることなく全部そろえる。全部)です。漢字の部首は『人・ひとやね』、漢字の意味は『欠け目のない』、『全(まった)く』、『全部』です。
また、現在の楷書体に従えば、人(集める)+王(宝石)=全(宝石を欠けることなく全部そろえる。全部)になります。意味は同じです。
音読みは呉音が『ゼン』、漢音が『セン』、訓読みは『全(まった)く』です。すべてをひとまとめにした様子を全部(ゼンブ)、全体の姿を全容(ゼンヨウ)、欠けたり足りないことがない様子を完全(カンゼン)といいます。
非常に縁起の良い漢字で、『あきら』、『うつ』、『たけ』、『たもつ』、『とも』、『まる』、『まさ』、『また』、『みつ』、『やす』と名前に使われます。
全(ゼン)の『単語家族』には、栓(セン)、詮(セン)などの仲間があります。詳しくは『漢字の覚え方 全』をご覧ください。
『相(ソウ)』xiāngは、相手を見る様子を表す漢字です。意味は『たがいに』、『ありさま』、『受けつぐ』、『大臣』です。漢字の部首は『木・きへん』になります。
漢字の世界では、相手を表す時に、相、様など木を使う造字方法があります。
音読みは呉音が『ソウ』、漢音が『ショウ』です。訓読みは『あい』です。相手と話すのが相談(ソウダン)、受け継ぐことを相続(ソウゾク)、真実のありさまが真相(シンソウ)、トップの大臣を首相(シュショウ)、向き合った人を相手(あいて)といいます。
『想(ソウ)』xiǎngは、相手を想(おも)う様子を表す形声文字です。漢字の足し算では、相(相手)+心=想(相手を想う)です。漢字の部首は『心・こころ』、意味は『想う』、『イメージする』です。
音読みは呉音が『ソウ』、漢音が『ショウ』です。訓読みは『想う(おもう)』です。想像(ソウゾウ)、思想(シソウ)、理想(リソウ)、発想(ハッソウ)の想です。
細かい心配りは『思(シ)』sīを使います。詳しくは『漢字の覚え方 囟』をご覧ください。
『箱(ソウ)』xiāngは、台車につける一対の箱を表す形声文字です。漢字の足し算では、竹+相(たがいに・一対の)=箱(台車につける一対の竹製の箱。箱)です。部首は『竹・たけかんむり』、意味は『箱(はこ)』です。
音読みは呉音が『ソウ』、漢音が『ショウ』ですが使いません。訓読みは『はこ』です。重箱(ジュウばこ)、跳び箱(とびばこ)、箱入り(はこいり)の箱です。
相(ソウ)、想(ソウ)、箱(ソウ)は相(ソウ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 相』をご覧ください。
『送(ソウ)』sòngは、物をそろえて送る様子を表す会意文字です。漢字の足し算では、辶(進む)+火+廾(物を両手でそろえる)=送(物をそろえて送る。おくる)です。漢字の部首は『辶・しんにょう』、意味は『送(おく)る』です。
音読みは呉音が『ス』、漢音が『ソウ』、訓読みは『送(おく)る』です。送ることと迎えることを送迎(ソウゲイ)、別れて行く人を見送ることを送別(ソウベツ)、日本語の活用語尾を漢字に添える仮名を送(おく)り仮名、手紙・通信を送ることを送信(ソウシン)といいます。
送(ソウ)に近い漢字には奏(ソウ)などがあります。詳しくは『漢字の覚え方 送』ご覧ください。
『息(ソク)』xīは、息をする様子を表す文字です。漢字の足し算では、自(鼻)+心(心臓)=息(心臓の動きと一緒に鼻で吸う。息。生きる。休む)です。漢字の部首は『心・こころ』、意味は『息(いき)』、『生きる』、『休む』、『息子』、『利子』です。
音読みは呉音が『ソク』、漢音が『ショク』、訓読みは『息(いき)』です。休むことを休息(キュウソク)、生きることを生息(セイソク)、仏の力で災いを避け、無事なことを息災(ソクサイ)、自分の男子を息子(ソクシ・むすこ)、貸した金の利子を利息(リソク)といいます。
息(ソク)は自(ジ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 自』をご覧ください。
『速(ソク)』sùは、距離を縮めるように速く進む様子を表わす形声文字です。漢字の足し算では、辶(進む)+束(束ねる・縮める)=速(距離を縮めるよう速く進む。速い。はやい)です。漢字の部首は『辶・しんにょう』、意味は『速(はや)い』『速(すみ)やか』です。
音読みは呉音・漢音ともに『ソク』、訓読みは『速(はや)い』、『速(はや)める』、『速(すみ)やか』です。物事の変化が非常に速い事を急速(キュウソク)、速く物事を成し遂げることを速成(ソクセイ)、遅い事と速い事を遅速(チソク)、効果が速やかなことを速効(ソッコウ)といいます。
『速さ』を表す非常に重要な漢字で、『ちか』、『つぎ』、『とう』、『はや』、『はやし』、『はやみ』、『めす』と名前に使われます。
速(ソク)は束(ソク)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 束』をご覧ください。
漢字の世界では、速度が速いのは『速』、時間が早いのは『早』と使い分けます。早(ソウ)は草(ソウ)などと同じ『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 早』をご覧ください。
『族(ゾク)』zúは、同じ旗の下に武器を持って集まる同姓のグループを表す会意文字です。漢字の足し算では、旗(はた)+矢(武器)=族(同じ旗の下に武器を持って集まる同姓のグループ。族。やから)です。漢字の部首は『方・ほうへん』、漢字の意味は『同姓の人々』、『同じ種類のグループ』です。
音読みは呉音が『ゾク』、漢音が『ソク』です。血のつながった人々を血族(ケツゾク)・親族(シンゾク)、武士の家柄を士族(シゾク)といいます。
族(ゾク)の『単語家族』には鏃(ゾク・やじり)などがあります。
『他(タ)』tāは、『它(タ)』tāがもとになった漢字です。蛇のいない事を古代「它無き?」(たたり無い?蛇いない?)と聞いていました。他に悪いことが無いかどうかを聞く挨拶として、重要な言葉だったようです。「御機嫌よう」のようなものですね。
やがて也(へび)に人を足した『他』の漢字が出来て、『它』と区別するようになりました。漢字の足し算では、イ(他人)+也(へび)=他(他に悪いことが無いか)です。漢字の部首は『イ・にんべん』です。
音読みは『タ』、訓読みに『ほか』があります。です。自他(ジタ)、他人(タニン)、他日(タジツ)、排他(ハイタ)、他力(タリキ)、思いの他(おもいのほか)の他です。
他(タ)は也(ヤ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 它・也』をご覧ください。
『打(ダ)』dǎは、釘を打つ様子を漢字にしたものです。漢字の足し算では、扌(てへん・手)+丁(釘)=打(釘を打つ。打つ)です。部首は『扌・てへん』、意味は『打つ』です。
音読みは呉音・漢音ともに『ダ』です。訓読みは『打つ(うつ)』はです。打撃(ダゲキ)、殴打(オウダ)、打合せ(うちあわせ)の打です。
打(ダ)は丁(チョウ)の『単語家族』です。町(チョウ)、頂(チョウ)などの漢字仲間があります。詳しくは『漢字の覚え方 丁』をご覧ください。
『対(タイ)』duìは、二つの楽器を柱に掛ける様子を表す会意文字です。二つで向き合うことから『向かう』、『答える』、『二つでひと組』の意味がります。漢字の足し算では、業(楽器)+寸(手)=対(二つの楽器を柱に掛ける。向き合わせる。一対の。ツイ)です。漢字の部首は『寸・すん』です。
音読みは呉音・漢音ともに『タイ』、唐宋音が『ツイ』です。顔(面)を向き合わせることを対面(タイメン)、相手になって(応)受け答えをすることを応対(オウタイ)、二つ揃(そろ)って一組のものを一対(イッツイ)といいます。
『待(タイ)』dàiは、待つ様子、もてなす様子を表す形声文字です。漢字の足し算では、彳(行う)+寺(手足を動かす・接待する)=待(人をもてなす。人を待つ。まつ)です。漢字の部首は『彳・ぎょうにんべん』、漢字の意味は『待(ま)つ』、『もてなす』、『取り扱う』です。
音読みは呉音が『ダイ』・漢音が『タイ』。訓読みが『待(ま)つ』です。機会を待つことを待機(タイキ)、待ち望むことを待望(タイボウ)、招きもてなすことを招待(ショウタイ)、虐(いじ)め接することを虐待(ギャクタイ)といいます。
待(タイ)は寺(ジ)の『単語家族』です。持(ジ)、時(ジ)、等(トウ)などの仲間があります。詳しくは『漢字の覚え方 寺』をご覧ください。
『代(タイ・ダイ)』dàiは、人が入れ代わる様子を表す漢字です。元の映像は射包(いぐる)みを使って鳥を取る様子とされています。漢字の足し算では、亻(にんべん・人)+弋(ヨク・射包み)=代(人が射包みを使って鳥を取る。転じて、代わる)です。漢字の部首は『イ・にんべん』、意味は『入れ代わる』、『品物の代わりの金銭』、『世代』、『期間』などがあります。
音読みは呉音が『ダイ』、漢音が『タイ』です。訓読みは『代わる(かわる)』、『代える(かえる)』、『しろ』、『よ』です。代案(ダイアン)、代行(ダイコウ)、代表(ダイヒョウ)、代理(ダイリ)、代金(ダイキン)、代謝(タイシャ)、交代(コウタイ)、神代(かみよ)、代々木(よよぎ)、身代金(みのしろキン)、苗代(なわしろ)の代です。普通に良く使われる漢字ですが、代々・何代と縁起の良い意味があるので、人の名前にも良く使われる漢字です。
代(タイ・ダイ)の『単語家族』には、貸(タイ)、袋(タイ)、黛(タイ)などの仲間があります。詳しくは『漢字の覚え方 代』をご覧ください。
『第(ダイ)』dìは、竹の節の一段一段を表す形声文字です。漢字の足し算では、竹(竹の節)+弟(つる。ひも)=第(竹の節の一段一段。一段。次第。序列。ついで)です。部首は『竹・たけかんむり』。意味は『一段一段』、『一つの試験』、『序列』です。
音読みは呉音が『ダイ』、漢音が『テイ』です。物事の順序やなりゆき、事情を次第(シダイ)、試験に合格(及ぶ)したこを及第(キュウダイ)といいます。
第(ダイ)は弟(ダイ・テイ)の『単語家族』です。涕(テイ)、梯(テイ)、俤(おもかげ)などの漢字仲間があります。詳しくは『漢字の覚え方 弟』をご覧ください。
『題(ダイ)』tíは、まっすぐな額(ひたい)を表す形声文字です。漢字の足し算では、是(まっすぐ)+頁(あたま)=題(まっすぐのびた額。転じて見出し。題。ダイ)です。漢字の部首は『頁・おおがい』、意味は『額(ひたい)』、『見出し』、『初めの』、『見出しを説明』です。
音読みは呉音が『ダイ』、漢音が『テイ』です。書物の初めの文字を題字(ダイジ)、見出しの説明を問うのが問題(モンダイ)、課するのが課題(カダイ)といいます。
題(ダイ)は是(ゼ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 是』をご覧ください。
『炭(タン)』tànは、山で掘りだした石炭や、山で造った木炭を表す会意文字です。漢字の足し算では、山+厂(崖)+火=炭(山で造られた火のもとになるもの。炭。すみ)です。漢字の部首は『火・ひ』、意味は『炭(すみ)』、『炭素』です。
音読みは呉音・漢音ともに『タン』、訓読みは『炭(すみ)』です。地中に埋もれた古代の植物が長い年月の間に石化して炭になったものを石炭(セキタン)、木で造った炭を木炭(モクタン)、石炭を掘るための坑(あな)を炭坑(タンコウ)といいます。
炭(タン)は厂(ガン)に近い漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 厂』をご覧ください。
『短(タン)』duǎnは、豆の短いものと矢の短いものを合わせ、短(みじか)いことを表す会意文字です。漢字の足し算では矢(矢の短いもの)+豆(豆の短いもの)=短(短いもの。みじかい)です。漢字の部首は『矢・や』、意味は『短(みじか)い』、『足(た)りない』です。
音読みは呉音・漢音ともに『タン』、訓読みは『短(みじか)い』です。足りないところを短所(タンショ)、短い刀を短刀(タントウ)、短い命を短命(タンメイ)、長いことと短いことを長短(チョウタン)といいます。
短(タン)は豆(トウ)の『単語家族』です。豆(トウ)、登(トウ)、頭(トウ)などの漢字仲間があります。詳しくは『漢字の覚え方 豆』をご覧ください。
『談(ダン)』tánは、さかんに話す様子を表す形声文字です。漢字の足し算では、言(言葉)+炎(さかんに燃える)=談(さかんに言葉を話す)です。漢字の部首は『言・ごんべん』、意味は『さかんに話す』、『おしゃべりをする』です。
音読みは呉音が『ダン』、漢音が『タン』です。会ってさかんに話すことを会談(カイダン)、商売の話を商談(ショウダン)、美しい話・エピソードを美談(ビダン)といいます。
炎・焱(エン)の『単語家族』には淡(タン)、痰(タン)のように『タン』の音をもつものがあります。詳しくは 『漢字の覚え方 炎』をご覧ください。
『着(チャク)』zhuó、zháoは、衣服を身につける様子を表す形声文字です。本字は著で、着は俗字です。漢字の足し算では、艹(わら・衣服)+者(集める)=著(わらを集める。衣服を身につける。着ける。着る)です。漢字の部首は『羊・ひつじ』、意味は『わらを集める』から転じて『衣服を身につける』、『つける』、『着(き)る』です。
俗字の着は羊に目を書きます。
音読みは呉音が『ジャク』、漢音が『チャク』、訓読みは『着(き)る』、『着(つ)く』です。仕事を手につけることを着手(チャクシュ)、陸地に着くことを着陸(チャクリク)、衣服を着ることを着衣(チャクイ)、他人の金品をこっそり自分のものにすることを着服(チャクフク)といいます。
着(チャク)は者(シャ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 者』をご覧ください。
『注(チュウ)』zhùは、水を柱状に注ぐ様子を表した形声文字です。漢字の足し算で示せば、氵(水)+主(柱状)=注(水が柱状に注がれている様子)です。部首は『氵・さんずい』、意味は『そそぐ』、意識を注(そそ)ぐで『心や目をむける』です。
映像で『注』を表わすと、こんな感じです。
音読みは慣用音の『チュウ』が普通で、漢音の『シュ』・呉音の『ス』は使いません。注意(チュウイ)、注射(チュウシャ)、注文(チュウモン)の注です。
水を注ぐ(そそぐ)ばかりでなく、『註(チュウ)』(言葉について解説する)の代用として、言葉の注釈(チュウシャク)、脚注(キャクチュウ)にも『注』が使われます。
『柱(チュウ)』zhùという漢字がありますが、じっとひと所に立っている木を表す形声文字です。住宅の柱です。足し算で表すならば、木+主(じっとする・柱状)=柱(じっとひと所に立つ材木。はしら)です。部首は『木・きへん』です。
音読みは漢音が『チュウ』、呉音が『ジュウ』、訓読みは『はしら』です。柱は丸くて太いものです。現在はコンクリート製ですが、電柱(デンチュウ)なんかも『柱』です。氷の柱を氷柱(つらら)といいます。
注(チュウ)、柱(チュウ)は主(シュ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 主』をご覧ください。
『丁(チョウ・テイ)』dīngは、釘を描いた象形文字(ショウケイモジ)です。漢字の部首は『一・いち』、意味は釘の頭から『平たい』、釘を打つ様から『あたる』、『一点』、あたるから転じて『丁度(チョウド)』、『偶数(グウスウ)』などがあります。
また、十干(ジッカン)の四番目『ひのと』にあてています。昔の成績表の『甲乙丙丁(コウオツヘイテイ)』の丁です。東洋では十干(幹・甲乙丙丁)と十二支(枝・子丑寅卯)を使って60の組み合わせ(干支・えと)で、年を数えます。最近では西暦2007年が、丁亥(テイガイ)という亥(いのしし)年でした。
音読みは呉音が『チョウ』、漢音が『テイ』です。丁度(チョウド)、包丁(ホウチョウ)、丁寧(テイネイ)の丁です。
丁(チョウ)の『単語家族』には、町(チョウ)、頂(チョウ)、打(ダ)などの漢字仲間があります。詳しくは『漢字の覚え方 丁』をご覧ください。
『帳(チョウ)』zhàngは、長い巾(ぬの)を表す漢字です。特に寝台の布をいいます。漢字の足し算では、巾(ぬの)+長=帳(長い布。寝台の帳。ノート)です。漢字の部首は『巾・はばへん』です。意味は『長い布』、『帳(とばり)』、紙をとじた『ノート』です。
音読みは呉音・漢音ともに『チョウ』、訓読みは常用外の『とばり』です。帳面(チョウメン)、通帳(ツウチョウ)、帳消し(チョウけし)の帳です。『帳』には蚊帳(かや)という特別な読み方もあります。
帳(チョウ)は長(チョウ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 長』をご覧ください。
『調(チョウ)』tiáo、diào は、全体に行き届かせようとする行動を表す形声文字です。漢字の足し算では、言(言葉・考え)+周(行き届く)=調(隅々まで考えを行き届かせる。調整する。調べる)です。漢字の部首は『言・ごんべん』、意味は『調整する』、『調(しら)べる』、『調(ととの)える』、『音のしらべ』、『布などの税』です。
一般に、言(ごんべん)は言葉を表わしますが、頭で考える言葉も表現し、しばしば行動を表わす漢字にも使われます。護 (ゴ・まもる)、 認(ニン・みとめる)なども頭で考えた行動を表す漢字です。
音読みは呉音は『ジョウ』、漢音が『チョウ』、訓読みは『調(しら)べる』、『調(ととの)える』です。ととのえる(調・整)ことを調整(チョウセイ)、楽器の音(律)を調えることを調律(チョウリツ)、曲のしらべ(調・音の流れ)を曲調(キョクチョウ)、税である布を納めること・場所を調布(チョウフ)、食べ物にバランス良く味を調えることを調味(チョウミ)といいます。
調(チョウ)は周(シュウ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 周』をご覧ください。
『追(ツイ)』zhuīは、追いかける様子を表す形声文字です。漢字の足し算では、辶(進む)+𠂤(重なる)=追(追いかける)です。漢字の部首は『辶・しんにょう』、意味は『追う』、『つかまえる』です。
音読みは呉音・漢音ともに『ツイ』、訓読みは『追(お)う』です。追いかけて捜し求めることを追求(ツイキュウ)、追いかけて追いつくこと・責任を強くたずねることを追及(ツイキュウ)、後からつけ加えることを追加(ツイカ)、追い払うことを追放(ツイホウ)といいます。
追(ツイ)の『単語家族』にはと鎚(ツイ)、槌(ツイ)などの仲間の漢字があります。詳しくは『漢字の覚え方 追』をご覧ください。
『定(ジョウ・テイ)』dìngは、定まった様子を漢字にした形声文字です。漢字の足し算では、宀(屋根・家)+正=定(家の中に正しく定まる。定まる)です。部首は『宀・うかんむり』、意味は『定まる(さだまる)』です。
音読みは呉音が『ジョウ』、漢音が『テイ』です。訓読みが『定まる(さだまる)』です。定規(ジョウギ)、定義(テイギ)、決定(ケッテイ)、安定(アンテイ)の定です。
この呉音の『ジョウ』は漢音では『テイ』になります。詳しくは呉音と漢音をご覧ください。
定(ジョウ)は正(セイ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 正』をご覧ください。
『庭(テイ)』tíngは、屋敷や朝廷の中庭を表す形声文字です。漢字の足し算では、广(屋敷)+廷(平らに地ならしをした所)=庭(屋敷や朝廷のまっすぐ伸びた庭。庭。にわ)です。漢字の部首は『广・まだれ』、漢字の意味は『庭(にわ)』、『家族』、『役所』です。
音読みは呉音が『ジョウ』、漢音が『テイ』、訓読みは『庭(にわ)』です。生活をともにする親子・夫婦など家族の集まりを家庭(カテイ)、家庭での教えを庭訓(テイキン)といいます。
庭(テイ)は廷(テイ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 廷』をご覧ください。
『笛(テキ)』díは、竹製の笛を表す形声文字です。漢字の足し算では、竹(竹製)+由(空洞)=笛(竹の管に穴を開けて作った笛。ふえ)です。漢字の部首は『竹・たけかんむり』、漢字の意味は『笛(ふえ)』です。
音読みは呉音が『ジャク』、漢音が『テキ』、訓読みは『笛(ふえ)』です。汽船や汽車の笛の音を汽笛(キテキ)、横に構えて鳴らす笛を横笛(よこぶえ)といいます。
笛(テキ)は由(ユウ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 由』をご覧ください。
『鉄(テツ)』tiěは、よく切れる金属の鉄(テツ)を表す形声文字です。鐵が本字で鉄は省略形の漢字です。漢字の足し算では、金(金属)+戈+才(ほこで切る)+呈(まっすぐ)=鐵(まっすぐに物を切れる金属。鉄。くろがね)です。漢字の部首は『金・かねへん』、意味は『鉄(テツ)』、『くろがね』、『かたい』です。
音読みは呉音が『テチ』、漢音が『テツ』、訓読みは常用外の『鉄(くろがね)』です。鉄製の器具を鉄器(テッキ)、かたい厳しい規則を鉄則(テッソク)、丈夫な面の皮・あつかましい人を鉄面皮(テツメンピ)といいます。
非常に強い意味の漢字で『かね』、『きみ』、『てつ』、『とし』、『まがね』と名前に使われます。
鐵は、書くのがとても大変なので、省略体の鉄を使います。常用漢字体も鉄です。ただ、金を失うと書くので非常に評判の悪い字体です。製鐵会社の中には鐵を使う会社が少なくありません。
漢字の足し算では、金(金属)+失(すっとすり抜ける)=鉄(すっと物を切れる金属。鉄。くろがね)です。
鉄(テツ)は失(シツ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 失』をご覧ください。
鐵(テツ)は呈(テイ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 呈』をご覧ください。
『転・轉(テン)』zhuǎnは、車の様に円を描いて転(ころ)がる様子を表す形声文字です。本字は轉で、転は常用漢字に登録されていますが、省略した字体です。漢字の足し算では、車+專(丸い物を手で動かす)=轉(車のように丸い物を手で動かす。転がす。ころがす)です。漢字の部首は『車・くるまへん』、漢字の意味は『転(ころ)がる』、『移る』、『次々に変わる』です。
音読みは呉音・漢音ともに『テン』、訓読みは『転(ころ)がる』、『転(ころ)ぶ』です。車輪のように中心を軸として回ることを回転(カイテン)、学校を移ることを転校(テンコウ)、自動車などを転がして走らせること、資金を次々と運用すること、回転系の機械を動かすことを運転(ウンテン)、職業を変えることを転職(テンショク)といいます。
転(テン)は專(セン)の『単語家族』です。伝(デン)と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 専』をご覧ください。
『都(ト)』dū、dōuは、人々が集まる都(みやこ)を表す形声文字です。漢字の足し算では、者(集まる)+阝(邑・むら)=都(人々が集まる邑。都。みやこ)です。漢字の部首は『阝・邑・おおざと』、漢字の意味は『都(みやこ)』、『集まる』です。
音読みは呉音が『ツ』、漢音が『ト』、訓読みが『都(みやこ)』です。にぎやかで人々の集まる街を都市(トシ)、物事を集めて合計すること・物事の具合を都合(ツゴウ)、人々が集まる大きな街を都会(トカイ)といいます。
非常に縁起の良い漢字で『いち』、『くに』、『さと」』、『ひろ」』、『みやこ』と地名・人名に使われます。
都(ト)は者(シャ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 者』をご覧ください。
『度(ド)』dù、duóは、尺度・程度を表す形声文字です。漢字の足し算では、庶(多く)+又(手)=度(多くのもの手を使ってはかる目盛。基準)です。漢字の部首は『广・まだれ』、意味は『目盛』、『基準』、『程度』、『回数』、『はかる』です。
漢字の足し算では、席+又(手)=度(席の順位をきめる。基準)という説もあります。漢字の部首、漢字の意味は同じです。
音読みは呉音が『ド』、漢音が『ト』、訓読みが『たび』ですが、『はかる』や『準備する』の意味で動詞に使うときには呉音で『ダク』、漢音で『タク』と読みます。尺度(シャクド)、程度(テイド)、制度(セイド)、支度・仕度(シタク)、三度(サンド・みたび)の度です。
支度(シタク)と仕度(シタク)は同じ意味の熟語です。『支』に『はかる』や『準備する』の意味があり、支度の方が好まれて使われます。
我が国では、希望の助動詞『たい』の連用形『たく』に、『心をおしはる』の『度(タク)』duoの漢字を宛てていたことがありました。例文を挙げると「下度候。(くだされたくそうろう)」です。
度(ド)の『単語家族』には渡(ド・ト)があります。詳しくは『漢字の覚え方 度』をご覧ください。
『投(トウ)』tóuは、手に持った殳(ほこ)を投げる様子を表す形声文字です。漢字の足し算では、扌(手)+殳(ほこ)=投(手に持った殳を投げる。投げる。なげる)です。漢字の部首は『扌・てへん』、漢字の意味は『投(な)げる』、『当てる』、『収まる』、『送る』です。
音読みは呉音が『ズ』、漢音が『トウ』、訓読みは『投(な)げる』です。機会に乗じてうまくひと当て儲けようとするのを投機(トウキ)、原稿を送ることを投稿(トウコウ)、文書を書いたものを投げ込むことを投書(トウショ)といいます。
投(トウ)は、殳(シュ・ほこづくり)を使った漢字で、骰(トウ)などの仲間の漢字があります。詳しくは『漢字の覚え方 殳』をご覧ください。
『豆(ズ・トウ)』dòuは、『たかつき』という儀式用の食器を表わす象形文字です。古い字体の篆文(テンブン)もご参照ください。植物の豆(まめ)は膨らんだ部分が『たかつき』に似ていることから使われています。漢字の部首は『豆・まめ』、意味は『たかつき』、『豆(まめ)』、『とどまる』です。
音読みは呉音が『ズ』、漢音が『トウ』、訓読みは『豆(まめ)』です。納豆(ナットウ)、豆腐(トウフ)、小豆(あずき)、大豆(ダイズ)の豆です。
『登(トウ)』dēngは、台の上に登(のぼ)る様子を表す形声文字です。漢字の足し算では、癶(はつがしら・左右の足)+豆(たかつき。台)=登(足で台の上にのぼる。登る)です。古い字体では両手をさらに添えて物を持ち上げる様子を表しています。漢字の部首は『癶・はつがしら』、意味は『登(のぼ)る』、『進む』、『高い地位に就く』、『書面に載せる』です。
音読みは呉音・漢音ともに『トウ』、慣用音が『ト』、訓読みは『登(のぼ)る』です。山に登るを登山(トザン)、学校に進み出ることを登校(トウコウ)、書面に載せて記(しる)すことを登記(トウキ)といいます。
大変に縁起の良い漢字で『たか』、『ちか』、『とみ』、『とむ』、『とも』、『なり』、『なる』、『のぼる』、『のり』、『み』、『みのる』と名前に使われます。『のぼる』は『上(のぼ)る』とも書きます。
豆、登(トウ)は豆(トウ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 豆』をご覧ください。
『島・嶋・嶌(トウ)』dǎoは、渡り鳥の休む海の島を表す形声文字です。漢字の足し算では、山(陸)+鳥(渡り鳥)=島・嶋・嶌(、渡り鳥の休む海の島。島。しま)です。部首は『山・やま』。意味は『島(しま)』です。字体は島・嶋・嶌とありますが、常用漢字体は島です。
音読みは呉音・漢音ともに『トウ』で、訓読みは『島(しま)』です。列島(レットウ)、本島(ホントウ)、半島(ハントウ)、孤島(コトウ)、島根(しまね)、大島(おおしま)、小島(こしま・こじま)、島国(しまぐに)の島です。
島(トウ)は鳥(チョウ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 鳥』をご覧ください。
『湯(トウ)』tāngは湯気が立ちあがるまでに熱した水。スープを表す形声文字です。漢字の足し算では、氵(さんずい・水)+昜(あがる)=湯(水が勢いようく沸き立つ様子。スープ)です。漢字の部首は『氵・さんずい』です。漢字の意味は『湯(ゆ)』、『スープ』、『温泉』です。
音読みは呉音・漢音ともに『トウ』、唐宋音が『タン』、訓読みは『ゆ』です。湯治(トウジ)、湯気(ゆげ)、湯桶(ゆトウ)、茶の湯(チャのゆ)、湯麺(タンメン)の湯です。
湯(トウ)は昜(ヨウ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 昜』をご覧ください。
『等(トウ)』děngは、竹簡(チクカン)の長さが等しい様子を表す文字です。漢字の足し算では、竹+寺(役所)=等(竹簡・書類の長さが等しいこと。等しい)です。漢字の部首は『竹・たけかんむり』、意味は『等(ひと)しい』、『たぐい』、『ランク』、『等(ら)』です。
音読みは呉音・漢音ともに『トウ』、訓読みは『等(ひと)しい』、『等(ら)』です。高いランクを高等(コウトウ)、平(たい)らかに等しい様子を平等(ビョウドウ)、あなたがたを丁寧に卿等(ケイら)といいます。
等(トウ)は寺(ジ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 寺』をご覧ください。
『動(ドウ)』dòngは、上下へ力強く動く様子を表す形声文字です。漢字の足し算では、重(上から下)+力=動(上から下へと力強く動く。動く。うごく)です。漢字の部首は『力・ちから』、漢字の意味は『動(うご)く』です。
音読みは呉音が『ズウ』、漢音が『トウ』、慣用音が『ドウ』、訓読みが『動(うご)く』です。機械などを動かす力を動力(ドウリョク)、体の動き・立ち振るまいを動作(ドウサ)、動きの方向・傾向を動向(ドウコウ)、動かせる財産を動産(ドウサン)といいます。
動(ドウ)は重(ジュウ)の『単語家族』です。詳しくは『漢字の覚え方 重』をご覧ください。
『童(ドウ)』tóngは、召使い・僕(しもべ)を表す形声文字です。漢字の足し算では、辛(針)+目+東+土=童(目を針でつき通した召使。僕)です。漢字の部首は『目・めへん』、漢字の意味は『僮(しもべ)』です。転じて、物事の判断の出来ない子供『童(わらべ)』を意味します。現在では『僮(しもべ)』の意味で使うことはありません。
音読みは呉音が『ズウ』、漢音が『トウ』、慣用音が『ドウ』、訓読みが『童(わらべ)』です。子供用の歌を童歌(わらべうた)、童謡(ドウヨウ)、幼児(ヨウジ)と青年(セイネン)の間で6歳から16歳前後の子供を児童(ジドウ)といいます。
童(ドウ)の『単語家族』には瞳(ドウ)、撞(ドウ・ショウ)などがあります。詳しくは『漢字の覚え方 童』をご覧ください。
参考図書http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-c740.htmlです。
漢字についてより詳しく知りたい方は、下記の本をお読みください。
篆文(テンブン)を中心にした体系的な記述・韻の説明は、諸橋轍次先生の『新漢和辞典』、藤堂明保先生の『漢字源』・『漢字の過去と未来』を参考にさせて頂いてます。
甲骨文字・金文のもつ呪術的な解釈には白川静先生の『字通』・『字統』・『漢字』・『中国古代の文化』を参考にさせて頂いています。
漢字の伝来や常用漢字の解釈については、大島正二先生の『漢字伝来』、高島俊男先生の『漢字と日本人』を参考にさせて頂いています。
日本語については、金田一京助先生の『日本語の変遷』、大野晋先生の『日本語の文法を考える』、新村出先生の『広辞苑』を参考にさせて頂いております。
最近の研究については、落合淳思先生の『漢字の成り立ち』を参考にさせて頂いております。
医学用語については伊藤正男・井村裕夫・高久史麿先生の『医学大辞典』を参考にさせて頂いております。
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