小学校2年生で習う漢字①(引~言)
小学校2年生で習う漢字を説明します。ブログの許容量の関係で『小学校2年生で習う漢字①』(羽~言)と 『小学校2年生で習う漢字②』(戸~親)、 『小学校2年生で習う漢字③』(図~読)、 『小学校2年生で習う漢字④』(内~話)に分割しています。ご了承下さい。
漢字の説明の前に、漢字の成り立ちの話をしましょう。最古の漢字辞書は後漢(西暦100年頃)の許慎(キョシン)の「説文解字(セツモンカイジ)」です。許慎はその中で漢字の成り立ちについて、四種類あるとしました。中学の教科書に掲載されるようになったので、解説致します。
①.物の形を象った(かたどった)『象形文字』(ショウケイモジ)、②.象形文字を基に点を打つことにより示された『指事文字』(シジモジ)、③.文字を組み合わせて造った『会意文字』(カイイモジ)、④.意味と音を示す文字を組み合わせた『形声文字』(ケイセイモジ)の四種です。『会意文字』と『形声文字』は漢字の足し算で表す事が出来ます。二年生の漢字については一覧にしてありますので象形・指事・会意・形声 二年生も御覧ください。
漢字の成り立ちについての解釈は四通りです。どの時代の漢字に重点を置くか、また「説文解字(セツモンカイジ)」にどれほど敬意を払うかにより、解釈が違う場合が稀にあります。ある辞書では『見』を象形文字、別の辞書では目+儿の会意文字としています。漢字の解釈については諸説あることを御承知下さい。
『引(イン)』yǐnは、弓を引くの映像を漢字にした会意文字(カイイモジ)です。漢字の足し算では、弓+|(引く様子)=引(弓をいっぱいに引く)です。漢字の部首は『弓・ゆみ』、漢字の意味は『引く』、『引き入れる』、『引き受ける』です。
|を線と考えれば指事文字になります。
音読みは呉音・漢音ともに『イン』です。訓読みは『引(ひ)く』です。強く自分に引くのが強引(ゴウイン)、引いて退くのが引退(インタイ)、引き連れ率(ひきいる)いるのが引率(インソツ)、責任を引き受けるのが引責(インセキ)です。
引(イン)は弓(キュウ)を使った漢字です。『漢字の覚え方 弓』もご覧ください。
少し漢字の読み方の話をします。漢字の読み方は漢字を中国から輸入したときの読み方音読みと大和(やまと)言葉にあわせた訓読み(くんよみ)があります。音読みには、最初に輸入した中国江南地方の音である呉音(ゴオン)、遣唐使が持ち帰った長安の音である漢音(カンオン)、鎌倉仏教を通して入ってきた唐宋音(トウソウオン)、我が国で慣用的に使われる慣用音(カンヨウオン)があります。呉音と漢音については呉音と漢音もご覧ください。
『羽(ウ)』yǔは、二枚の羽を描いた象形文字です。漢字の部首は『羽・はね』、意味は『羽(はね)』です。
音読みは呉音・漢音ともに『ウ』、訓読みは『は』、『はね』です。我が国では鳥・兔を数える時に『羽』を使います。日本語の言いやすさの問題で、一羽(いちわ)、二羽(にわ)、三羽(さんば)、六羽(ろっぱ)と『わ・ば・ぱ』と読みます。
綿毛(わたげ)のような軸のないふわふわした羽を羽毛(ウモウ)、神に供する少女の家に立てる目印の白い矢を白羽(しらは)、滑(なめ)らかで艶(つや)のある絹織物を羽二重(はぶたえ)、ポルトガル語のcapaに漢字を当てた雨具を合羽(かっぱ)といいます。『漢字の覚え方 羽』も御覧ください。
『雲(ウン)』yúnは、雲の様子を表した形声文字です。漢字の足し算では、雨(水分)+云(もやもやした湯気)=雲(水分がもやもやと空気中に浮かんでいる様子。くも)です。漢字の部首は『雨・あめ』、漢字の意味は『雲(くも)』、『もやもやとしたもの』です。
音読みは呉音・漢音ともに『ウン』、訓読みは『くも』です。雲を海に例える表現を雲海(ウンカイ)、雲のようにみえる星間のガスの塊(かたまり)を星雲(セイウン)、雲や水のように流れて生きる自由人・諸国を行脚する修行僧を雲水(ウンスイ)、強い上昇気流によって発達した雲を入道雲(ニュウドウグモ)といいます。
『雲』は云(ウン)、魂(コン)と同じ漢字の仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 云』をご覧ください。
『園(エン)』yuánは、周りを囲われた庭・別荘を漢字にした形声文字です。漢字の足し算では、囗(かこい)+袁(ゆったり囲む衣服)=園(垣根に囲われた土地。園。その)です。漢字の部首は『囗・くにがまえ』、意味は『園(その)』です。
同じ趣旨の漢字に『苑(エン)』yuànがあります。『夗』に丸いの意味があり(お椀も夗の仲間)、『苑(エン)』yuànの方が丸い庭園のニュアンスがありますが基本的に同じで、漢字の組み合わせが違います。
読みは呉音・漢音ともに『エン』、訓読みは『園(その)』です。動物園(ドウブツエン)、公園(コウエン)、田園(デンエン)、失楽園(シツラクエン)、花園(はなぞの)の園です。『園』の基本漢字は『袁(エン)』yuan、遠と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方
袁』をご覧ください。
『遠(エン)』yuǎnは、遠くへ進む様子を示す形声文字です。死者を遠くへ送り出す様子を表すという説もあります。漢字の足し算では、辶(進む)+袁(ゆったり・長い)=遠(遠くへ進む。遠く)です。漢字の部首は『辶・しんにょう』、漢字の意味は『遠く(とおく)』です。
音読みは呉音が『オン』・漢音ともに『エン』です。訓読みは『遠く(とおく)』です。遠近(エンキン・おちこち・とおちか)、遠方(エンポウ)、遠足(エンソク)の遠です。『遠』の基本漢字は『袁(エン)』yuan、園と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 袁』をご覧ください。
『何(カ)』héは、人に訊ねる様子を示す形声文字です。漢字の足し算では、イ(人)+可(声を出す。よろしい。きく)=何(人に宜しいか聞く。何。いずれ。なんの)です。漢字の部首は『イ・にんべん』、意味は『何(なに)』です。
音読みは呉音が『ガ』、漢音が『カ』です。訓読みは『何(なに)』、『何(なん)』です。図形の何たるかを研究する学問を幾何(キカ)、誰か訊ねるのを誰何(スイカ)、どのような事柄かを何事(なにごと)、どんな人を何人(なんぴと)といいます。
『何(カ)』の基本漢字は『可(カ)』kě、荷、歌と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 可』をご覧ください。
『歌(カ)』gēは、節をつけて声を出す歌を表す形声文字です。可は咽喉で声を屈折させて出す様子。転じて許可を与えることです。欠は身体を屈める様子です。漢字の足し算では、哥(咽喉で声を出す)+欠(身体を屈める。そらせる)=歌(身体をそらせて節をつけて歌う)です。漢字の部首は『欠・あくび』、意味は『歌』です。異体字に『謌(カ)』gēがあります。
音読みは呉音・漢音ともに『カ』です。訓読みは『歌(うた)』、『歌う(うた)う』です。和歌(ワカ)、短歌(タンカ)、歌謡(カヨウ)、歌枕(うたまくら)の歌です。『歌』の基本漢字は『可(カ)』he、荷、哥、歌と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 可』をご覧ください。
『科(カ)』kēは、作物の分類を示す会意文字です。漢字の足し算では、禾(イネ)+斗(ます)=科(稲をますではかって等級をつける。等級。部門。試験。科白)です。漢字の部首は『禾・のぎへん』、意味は『等級』、『部門』、『試験』、『科白(せりふ)』です。
音読みは呉音・漢音ともに『カ』です。訓読みは常用外の『科(しな)』があります。分類した目印を科目(カモク)、試験して推挙する制度が科挙(カキョ)、与えられた役割の言葉が科白(せりふ)です。部門では役所・会社では『課』、病院では『科 』を使う慣例になっています。
科(カ)は、禾(カ)、季(キ)と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 禾』をご覧ください。
『課(カ)』kèは、仕事の区分を表す形声文字です。漢字の足し算では、言(言葉)+果(結果)=課(結果のよしあしを言う。調べる。仕事の区分)です。部首は『言・ごんべん』、意味は『仕事の区分』、『仕事の割り当て』です。会社、役所で『課』、病院では『科 』使います。
音読みは呉音・漢音ともに『カ』です。割り当てた項目を課目(カモク)、割り当てた税金を課税(カゼイ)、日々の割り当てを日課(ニッカ)、仕事の区分の長を課長(カチョウ)といいます。
『課(カ)』は小学校4年生で習う漢字です。
『夏(カ)』xiàは、神に仕える巫女(みこ)さんが踊る朝廷の美しい様子を表す象形文字です。『夏(カ)』は『なつ』の意味ですが、もともとは『美しい様子』、『盛んな様子』を意味します。盛んな様子から転じて、草木が盛んな『夏(なつ)』を意味するようになったといわれています。
『説文解字』には、夊(あし)と頁(かお)と[ ](両手)に従うとあり、会意文字と解釈されます。
音読みは呉音が『ゲ』、漢音が『カ』。訓読みは『夏(なつ)』です。夏に至った日。昼間の時間が最も長い日を夏至(ゲシ)、役に立たない事を夏の囲炉裏(イロリ)で夏炉(カロ)、夏の休みが夏休み(なつやすみ)です。
夏の『単語家族』(発音・意味上の漢字の仲間)には、嗄(カ)、廈(カ)、寡(カ)などがあります。詳しくは『漢字の覚え方 夏』をご覧下さい。
『家(カ)』jiāは、家を表す会意文字です。漢字の成り立ちの解釈は諸説あります。豕を家畜(豚・ぶた)とし、家は大切な家畜と住む建物。豕を犠牲とし呪術的な護(まも)りのある建物。いずれも家畜が関係しています。
漢字の足し算では、宀(家)+豕(豚)=家(家畜と住む建物。家)です。漢字の部首は『宀・うかんむり』、漢字の意味は『家(いえ)』、『国』、『学問・技術の専門家』、『家柄(いえがら)』です。
音読みは呉音が『ケ』、漢音が『カ』、訓読みは『家(いえ)』、『家(や)』です。国家(コッカ・、国も家も国の意味)は国を指します。家屋(カオク・家も屋も家の意味)を家を指します。その家の生計を家計(カケイ)、武士の家を武家(ブケ)、その学問・技術の専門家の長を家元(いえもと)、家の主(あるじ)を家主(カシュ・やぬし)といいます。
呉音が『ケ』と読むとき、漢音では『カ』と読むことがあります。呉音と漢音については呉音と漢音もご覧ください。
嫁(カ・よめ)、稼(カ・かせぐ)が同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 家』をご覧ください。
『画・畫(ガ・カク)』huà、huóは、筆で区切りをつけて描いた絵を表す会意文字です。漢字の足し算では、聿(ふで)+田一(田のように区切る)=畫(筆で区切りをつけて描く。描いた絵画。区切り。線を引いて考える)です。漢字の部首は『田・た』、意味は『絵画』、『区切る』、『考える』です。
正しい字体は畫ですが、省略した字体の画が常用漢字として登録されているので、画を使って下さい。聿(ふで)+一で区切るを表わします。晝(ひる)も同じ漢字の成り立ちで、太陽の出ている時間を区切るの意味があります。
音読みは呉音が『ガ・エ』、漢音が『カイ』です。画家(ガカ)、映画(エイガ)、絵画(カイガ)の『画(ガ)』huàです。
考える・区切るの意味では、音読みは呉音が『ワク』、漢音が『カク』と読み方が違います。企画(キカク)、計画(ケイカク)、区画(クカク)の『画(カク)』huóです。
画(カク)の『単語家族』には劃(カク)などの同じ仲間の漢字があります。詳しくは『漢字の覚え方 画』 をご覧ください。
『回(カイ・エ)』huíは、回転する渦(うず)を描いた象形文字です。漢字の部首は『囗・くにがまえ』、漢字の意味は『回す』、『かえす』、『回数』です。
音読みは漢音が『カイ』、呉音が『エ』です。訓読みは『回る(まわる)』です。回数(カイスウ)、回転(カイテン)、回向(エコウ)、回り道(まわりみち)、夜回り(よまわり)の回です。
呉音が『エ』と読むとき、漢音では『カイ』と読むことがあります。呉音と漢音については呉音と漢音もご覧ください。
回、廻は同じ漢字の仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 回』をご覧ください。
『会・會(カイ・エ)』huì、kuàiは、甑(こしき)と蓋の映像で、集まる様子を漢字にしたものです。漢字の足し算では、亼(シュウ・蓋)+曾(ソウ・増える。重ねる)=會・会(甑の蓋。人が会う、集まる)です。漢字の部首は『人・ひとやね』、意味は『会う』、『集まる』、『悟る』です。人が会う、集まる場合に使う漢字です。
会意文字とする説(藤堂)と象形文字とする説(白川・鎌田)があります。
會は略していない正式な古い字体。会は省略した字体で、常用漢字では『会』の字体が登録されています。現在の日本では常用漢字を使います。會、繪、檜は同じ漢字の仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 会・會』をご覧ください。
音読みは漢音が『カイ』、呉音が『エ』です。訓読みは『会う(あう)』です。会う意味で、会見(カイケン)、会談(カイダン)、再会(サイカイ)、面会(メンカイ)。集まる意味で会員(カイイン)、会議(カイギ)、集会(シュウカイ)、社会(シャカイ)、都会(トカイ)。悟る意味で会得(エトク)。多くの熟語があります。地名では會津・会津(あいヅ)が有名です。
呉音が『エ』と読むとき、漢音では『カイ』と読むことがあります。呉音と漢音については呉音と漢音もご覧ください
『絵・繪(カイ・エ)』huìは、刺繍の映像を漢字にしたものです。漢字の足し算では、糸(いとへん・糸)+會(会う・重ねる)=繪・絵(糸を重ねて刺繍する。絵)です。部首は『糸』。字体ですが繪は略していない正式な古い字体。絵は省略した字体で、常用漢字では『絵』の字体が登録されています。『絵』を使って下さい。
『絵』は刺繍した美しいものを示していましたが、筆で描いたものも『絵』を使うようになりました。
音読みは漢音が『カイ』、呉音が『エ』です。絵画(カイガ)、油絵(あぶらエ)、墨絵(すみエ)、絵本(エホン)、浮世絵(うきよエ)の絵です。
絵は会と同じ漢字の仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 会・會』をご覧ください。
『海(カイ)』hǎiは、水をたたえる海(うみ)を表す形声文字です。毎(マイ)に暗いの意味があり、渤海(ボッカイ)などの北方の暗い色の海が語源とされています。漢字の足し算では、氵(水)+毎(暗い)=海(藍色した暗い海。うみ)です。漢字の部首は『氵・さんずい』、漢字の意味は『海(うみ)』です。
音読みは呉音・漢音ともに『カイ』、訓読みは『うみ』です。毎(マイ)の仲間ですので、もともとmの発音でしたが、maiからhaiに変化し日本に入ってきたときにkai『カイ』になったようです。山海(サンカイ)、海上(カイジョウ)、海洋(カイヨウ)、海苔(カイタイ・のり)、海女(あま)、海鳴り(うみなり)の海です。
海の漢字の仲間には悔(カイ・悔やむ)、晦(カイ)があります。詳しくは『漢字の覚え方 海』をご覧ください。
『外(ガイ・ゲ)』wàiは、月を占なう外側を表す形声文字です。漢字の足し算では、月(夕・三日月)+卜(うらなう)=外(月のかけ方を見て占なう。占なった月の外側。外)です。もともと月占ないを示す漢字でしたが、月の外側を示すようになり、月以外の外の部分を表すようになりました。漢字の部首は『夕・ゆう』です。漢字の意味は『外(そと)』、『外(ほか)』、『外す(はずす)』です。
音読みは呉音が『ゲ』、漢音が『ガイ』、訓読みは『外(そと)』、『外(ほか)』、『外す(はずす)』、『外(と)』です。城の外が城外(ジョウガイ)、疎(うと)んじて外(はず)すのが疎外(ソガイ)、外の国が外国(ガイコク)、外国との交渉が外交(ガイコウ)、外側の道が外道(ゲドウ)、一族・譜代以外の外の大名が外様大名(とざまダイミョウ)です。
外(ガイ・ゲ)は夕(セキ・ゆう)に従った漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 夕』をご覧ください。
『角(カク)』jiǎo、juéは、動物の角(つの)を描いた象形文字です。漢字の部首は『角・つの』、意味は『角(つの)』、『角(すみ)』、『角(かど)』です。
音読みは呉音・漢音ともに『カク』、訓読みは『角(つの)』、『角(かど)』と常用外の『角(すみ)』があります。三つの角で三角(サンカク)、角をつきわせるような力比べが角力(カクリキ・すもう)、道路の曲がり角が道角(みちかど)といいます。
角には桷、斛、槲などの仲間の漢字があります。詳しくは『漢字の覚え方 角』をご覧ください。
『樂・楽(ガク)』yuè、lèは、音楽の様子を示した象形文字です。木に鈴をつけたもの楽器説。橡(くぬぎ)の木と団栗(どんぐり)説。諸説あります。神を楽しませる楽器ともいわれています。旧字体の『樂』がありますが、常用漢字に登録されている『楽』を使って下さい。
音読みは音楽の意味では呉音・漢音ともに『ガク』yue、楽しむの意味では『ラク』leです。訓読みは『楽しむ(たのしむ)』です。音楽(オンガク)、楽章(ガクショウ)、行楽(コウラク)、楽天(ラクテン)、娯楽(ゴラク)の楽です。
楽の仲間には礫(レキ)、轢(レキ)があります。詳しくは『漢字の覚え方 楽』をご覧ください。
『活(カツ)』huóは、水が勢い良く流れる様子を表す形声文字です。漢字の足し算では氵+氒(ケツ・丸い彫刻刀)+口=活(丸い口から勢いよく水が流れる。活きる)です。漢字の部首は『氵・さんずい』、意味は『活きる(いきる)』、『暮らす』、『勢いのよい』です。
音読みは呉音が『ガチ』、漢音が『カツ』、訓読みは常用外の『活きる(いきる)』があります。活気(カッキ)、活発(カッパツ)、生活(セイカツ)、活け魚(いけうお)の活です。
『舌(ゼツ)』shéと同じデザインですが、『活(カツ)』huóは氒(ケツ・丸い彫刻刀)からきており、漢字の性質は別になります。括(カツ)、話(カイ・ワ)と同じ漢字仲間です。詳しくは 『漢字の覚え方 舌』をご覧ください。
『間・閒(カン)』jiānは、門(モン)のすきまからに月が見える様子を表した会意文字です。漢字の足し算では、門+月=閒(門のすきま。あいだ。ま。へだてる)です。本来の漢字は月を使った『閒』でしたが、『間』がつかわれています。漢字の部首は『門・もんがまえ』、意味は『間(あいだ)』、『間(ま)』、『へだてる』、『門の間の長さ』です。
音読みは呉音が『ケン』、漢音が『カン』、訓読みは『あいだ』、『ま』です。一間(イッケン)、人間(ニンゲン)、期間(キカン)、間口(まぐち)、間柄(あいだがら)の間です。簡、閑がこの漢字の仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 間』をご覧ください。
『丸(ガン)』wánは、人が丸くかがむ様子を表す会意文字です。指事文字とする説もあります。漢字の足し算では、人+乁(曲線)=丸(人が背中を丸める。丸い)です。漢字の部首は『ヽ・てん』、漢字の意味は『丸(まる)める』、『丸い(まるい)』です。
音読みは呉音が『ガン』、漢音が『カン』、訓読みは『丸(まる)』、『丸い(まるい)』です。丸薬(ガンヤク)、弾丸(ダンガン)、丸顔(まるがお)、日の丸(ひのまる)の丸です。
丸(ガン)は九(キュウ)に近い形になっています。『漢字の覚え方 九』も御覧ください。
『岩(ガン)』yánは、岩(いわ)を示す形声文字です。元の漢字は『巖』です。漢字の足し算では山+口口(石の象形)+厂(崖・がけ)+敢(あえて)=巖(険しい山にあるゴツゴツした石。岩)です。部首は『山・やま』です。意味は『岩(いわ)』です。同じ意味の漢字に『嵒』があります。
巖(ガン)については、形声文字(藤堂・白川)、岩(ガン)については会意文字とする説(藤堂・鎌田)、象形文字(白川)とする説があります。
現在使われている漢字は省略形の『岩(ガン)』yánです。漢字の足し算では、山+石=岩(山にある石。岩)です。意味は同じですが、敢(カン・あえて)gǎnの部分がありません。常用漢字に登録されている『岩』を使って下さい。『巖』はあまり使われていません。少し前まで(戦争に負けて漢字に制限を設ける前)は、名前にこちらの字『巖』(人名用漢字)を使っている方が多くいらっしゃいました。
音読みは呉音が『ゲン』、漢音が『ガン』です。訓読みは『岩(いわ)』です。岩石(ガンセキ)、岩塩(ガンエン)、溶岩(ヨウガン)、岩魚(いわな)の岩です。『岩』には『きちんとした』という良いイメージがあり、地名だけでなく、『いわお』、『かた』、『せき』、『たか』と人の名前に多く使われています。
岩は厂(ガン)の漢字仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 厂』をご覧ください。
『顔・顏(ガン)』yánは、格好良い顔を表す形声文字です。漢字の足し算では、彦(良い男)+頁(頭)=顔(丸格好良い顔。顔)です。部首は『頁・おおがい』、意味は『顔(かお)』です。
音読みは呉音が『ゲン』、漢音は『ガン』、訓読みが『顔(かお)』です。紅顔(コウガン)、汗顔(カンガン)、笑顔(えがお)の顔です。顔は厂(ガン)の漢字仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 厂』をご覧ください。
『汽(キ)』qìは、水蒸気を示す形声文字です。漢字の足し算では、氵(みず)+气(ゆげ)=汽(水蒸気)です。漢字の部首は『氵・さんずい』、漢字の意味は『水蒸気』です。
音読みは呉音が『ケ』、漢音が『キ』です。汽車(キシャ)、汽笛(キテキ)、汽船(キセン)の汽です。我が国では塩水と淡水の混じる水を汽水(キスイ)といいます。汽は気と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 气』をご覧ください。
呉音が『ケ』のとき、漢音は『キ』と読むことがあります。呉音と漢音については呉音と漢音もご覧ください。
『記(キ)』jìは、言葉を書き始める『記す(しるす)』を表す形声文字です。言葉を書くので言(ごんべん・言葉)に己を合わせます。足し算で示すと、言(言葉)+己(はじめる)=記(言葉を書き始める。記す)です。漢字の部首は『言・ごんべん』、意味は『記す(しるす)』です。
音読みは呉音・漢音ともに『キ』、訓読みは『記す(しるす)』です。言葉にして覚えるのが記憶(キオク)、書き記すのが書記(ショキ)です。記は己(コ)、紀(キ)と同じ漢字の仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 己』をご覧ください。
『歸・帰(キ・かえる)』guīは、帚(ソウ・ほうき)を持った女性が人(足)の帰りを待っている様子を表す形声文字です。漢字の足し算では、? (タイ)+止(足)+帚=歸・帰(帚・ほうきを持った女性が歩いてくる人の帰りを待つ。帰る)です。漢字の部首は『止・とまる』、漢字の意味は『帰る(かえる)』です。近い漢字に『婦』があります。婦は帰りを待っている女性を表します。
白川は会意文字としています。
字体は省略形の『帰』が常用漢字に登録されており、『帰』を使ってください。
音読みは呉音『ケ』、漢音が『キ』です。訓読みは『帰(かえ)る』です。帰郷(キキョウ)、帰休(キキュウ)、帰社(キシャ)の帰です。
帰(キ・かえる)は帚(ソウ)を使った漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 帚』をご覧ください。
『弓(キュウ)』gōngは、弓の形を描いた象形文字です。漢字の部首は『弓・ゆみ』、意味は『弓』、『曲がった』です。
音読みは呉音が『ク・クウ』、漢音が『キュウ』、訓読みが『弓(ゆみ)』です。半弓(ハンキュウ)、胡弓(コキュウ)、弓矢(ゆみや)の弓です。弓の漢字の仲間には穹(キュウ・曲線の大空)、躬(キュウ・身体を曲げる)、窮(キュウ・窮まる)があります。詳しくは『漢字の覚え方 弓』をご覧ください。
ちなみに弓を引くのが『引(イン・引く)』yin、強い弓が『強(キョウ・強い)』qiang、しなやかな弓が『弱(ジャク・弱い)』ruoです。
『牛(ギュウ)』niúは、牛の頭を象った(かたどった)象形文字です。漢字の部首は『牛』です。
音読みは呉音が『グ』、漢音が『ギュウ』、慣用音が『ゴ』、訓読みが『うし』です。牛乳(ギュウニュウ)、牛肉(ギュウニク)、牛頭(ゴズ)、牛蒡(ゴボウ)の牛です。
牛(ギュウ)の漢字の仲間には吽(ウン)、牢(ロウ)などがあります。詳しくは『漢字の覚え方 牛』をご覧ください。
『魚(ギョ)』yúは、魚の姿を漢字にした象形文字です。漢字の部首は『魚・さかな』、意味は『さかな』です。
音読みは漢音の『ギョ』が普通で、呉音の『ゴ』は使いません。訓読みは『さかな』、『うお』です。魚類(ギョルイ)、鮮魚(センギョ)、人魚(ニンギョ)、金魚(キンギョ)、熱帯魚(ネッタイギョ)、木魚(モクギョ)、魚河岸(うおがし)、魚屋(さかなや)、雑魚(ざこ)の魚です。雑魚(ざこ)は常用漢字表の付表に載っている特別な読み方です。魚(ギョ)は漁(ギョ・リョウ)と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 魚』ださい。
魚を用いた漢字については部首索引 魚(うお・さかな)をご覧ください。
『京(キョウ・ケイ)』jīngは、都市の高い建物の映像を漢字にした象形文字です。『高い』、『高い建物のある街』、『大きい』の意味があります。また大きいことから、数の大きい単位『兆』の万倍を『京(ケイ)』といいます。(①中国では現在用いられていません。②スパーコンピューターの名前で有名ですね)。漢字の部首は『亠・なべぶた』です。漢字の意味は『高い』、『高い建物のある街』、『みやこ』、『大きい』です。
音読みは呉音が『キョウ』、漢音『ケイ』、唐宋音が『キン』です。訓読みは常用外の『みやこ』があります。現在の中国の読み方に近いのは唐宋音の『キン』です。平安時代に、読み方を統一しようとしたのですが、失敗し、日本では3種類とも残ってしまいました。大変面倒ですが、分けて覚える必要があります。
呉音が『キョウ』のとき、漢音は『ケイ』と読むことがあります。呉音と漢音については呉音と漢音もご覧ください。
京都(キョウト)、東京(トウキョウ)、京阪神(ケイハンシン)、京浜(ケイヒン)、上京(ジョウキョウ)、北京(ペキン)の京です。京は鯨(ゲイ・大きな魚)、景(ケイ・高い日光、かげ)と同じ漢字の仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 京』をご覧ください。
『強(キョウ)』qiáng、jiàngは、強い弓を表す形声文字です。漢字の足し算では、弓+畺(ム+虫・硬い殻の甲虫・丈夫な)=彊・強(丈夫な弓。強い。強いる。つとめる)です。音符の『畺・キョウ』は硬い殻をもつ甲虫で『強い』・『丈夫な』の意味をもちます。ム+虫はその略字です。漢字の部首は『弓・ゆみ』、漢字の意味は『強い』、『丈夫な』、『強いる(しいる)』、『強か(したたか)』です。
音読みは呉音が『ゴウ』、漢音が『キョウ』、訓読みが『強い(つよい)』、『強いる(しいる)』と常用外の『強か(したたか)』、『強い(こわい)』です。強弱(キョウジャク)、強権(キョウケン)、強制(キョウセイ)、強欲(ゴウヨク)、強張る(こわばる)の強です。同じ意味の漢字『彊(キョウ)』qiangがありますが、常用漢字体の『強』を使って下さい。強さを表す漢字で『あつ』、『かつ』、『こわ』、『すね』、『たけ』、『つとむ』、『つよ』、『つよし』と多くの名前に使われます。
強(キョウ)は弓(キュウ)を使った漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 弓』をご覧ください。
『敎・教(キョウ)』jiàoは、生徒と先生が勉強している映像を先生の側から示した漢字です。漢字の足し算では、爻(交わる)+子(両手)+攴(ぼくづくり・動作)=敎(先生と生徒の交わり・教えること)です。漢字の部首は『攴・ぼくづくり』です。
常用漢字体である『教』を使うのが普通です。戦争に負ける前は、正字体(旧字体)である『敎』が使われていました。
音読みは『キョウ』で、訓読みは『教える(おしえる)』です。教育(キョウイク)、教授(キョウジュ)、仏教(ブッキョウ)、教典(キョウテン)、教養(キョウヨウ)の教です。教は爻・交(交わる)の仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 爻・交』をご覧ください。
『兄(キョウ・ケイ)』xiōngは、口(サイ・祝器)にル(ひとあし・人間)を足したものです。漢字の足し算では、口(サイ・祝器)+ル(ひとあし・人間)=兄(祝祷を司る人。一家の長兄。大きい方)です。漢字の部首は『ル・ひとあし』です。
一族の神事に関しては長兄がこれを取り仕切っていました。神事に関して司る男性を兄、女性を巫と言ったのです。意味は。『祈る人』、『長兄』、『大きい人』、『あに』です。『祈る人』は違う漢字『祝』、『呪』があるため、『兄』を『祈る人』の意味で使うことはありません。
音読みは、古い読み方の呉音が『キョウ』、漢音が『ケイ』、訓読みは『あに』です。特別な読み方で『兄さん』を『にいさん』と読みます。兄弟(キョウダイ・ケイテイ)、兄事(ケイジ)、父兄(フケイ)、諸兄(ショケイ)、従兄弟(いとこ)の兄です。
呉音が『キョウ』のとき、漢音は『ケイ』と読むことがあります。呉音と漢音については呉音と漢音もご覧ください。
兄は、況(キョウ)、竟(キョウ)などと同じ漢字の仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 兄・竟』をご覧下さい。
『近(キン)』jìnは、斧(おの)が近づく様子を表す形声文字です。漢字の足し算では、辶(行く)+斤(キン・おの)=近(斧が近づく様子。近づく)です。漢字の部首は『辶・しんにょう』、意味は『近い(ちかい)』です。
音読みは呉音が『ゴン』、漢音が『キン』、慣用音が『コン』、訓読みは『近い(ちかい)』です。近所(キンジョ)、近衛(コノエ・コンエ・キンエイ)、遠近(エンキン・とおちか)、近鉄(キンテツ)、近江(おうみ)の近です。近は斤、斧、祈と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 斤』をご覧下さい。
近江(おうみ)は琵琶湖のことです。淡海(あわうみ→おうみ)から来ていて都(京都)に近い江(みずうみ)なので近江という漢字をあてます。都から遠い湖、浜名湖を遠江(とおとうみ)といいます。
『形(ケイ)』xíngは、物事の外側、形(かたち)を表す形声文字です。漢字の足し算では、开(ケイ・井戸・四角い外枠)+彡(模様)=形(物事の外側の形)です。漢字の部首は『彡・さんづくり』、意味は『形(かたち)』、『様子』です。
音読みは呉音が『ギョウ』、漢音が『ケイ』、訓読みが『かた』、『かたち』です。美形(ビケイ)、図形(ズケイ)、形容(ケイヨウ)、形勢(ケイセイ)の形です。
呉音が『ギョウ』のとき、漢音は『ケイ』と読むことがあります。呉音と漢音については呉音と漢音もご覧ください。
形(ケイ)の仲間の漢字には、刑、型(ケイ)があります。詳しくは『漢字の覚え方 形』をご覧ください。
『計(ケイ)』jìは、口に出して物を数える様子を表す会意文字です。漢字の足し算では、言(言葉)+十(数字。ひとまとまりの数)=計(口に出して物を数える。まとまりを数える)です。漢字の意味は『まとまりを数(かぞ)える』から転じて『計(はか)る』、『考えをめぐらす』、『企てる』です。漢字の部首は『言・ごんべん』です。
音読みは呉音が『ケ』、漢音が『ケイ』、訓読みは『計る(はか)る』、『計(はか)らう』です。計算(ケイサン)、会計(カイケイ)、生計(セイケイ)、計画(ケイカク)の計です。
『元(ゲン・ガン)』yuánは、人の頭の丸い様子を表す象形文字です。漢字の部首は『儿・ひとあし』、意味は『丸い』、『こうべ』と、頭からの『はじめ』、『もと』、『元服』の意味があります。
音読みは呉音が『ゴン』、漢音は『ゲン』、慣用音は『ガン』です。一年のはじめの朝を元旦(ガンタン)、人の元の気力を元気(ゲンキ)、元からの功績のある老臣を元老(ゲンロウ)、成人して冠を服することを元服(ゲンプク)、その土地の元を地元(ジもと)といいます。元は玩(ガン)、冠(カン)と同じ仲間の漢字です。詳しくは『漢字の覚え方 元』をご覧ください。
『原(ゲン)』yuánは、原泉・源泉や平原や野原を表す形声文字です。もともとは原泉・源泉を表す漢字でしたが、平原や野原を表すようにもなりました。漢字の足し算では、厂(崖・がけ)+泉(いずみ)=原・厡(崖から湧き出る泉。原泉)です。部首は『彡・さんづくり』、意味は『原泉』、『もと』です。字体は常用漢字体に登録されている『原』を使って下さい。
音読みは呉音が『ゴン』、漢音が『ゲン』、慣用音が『ガン』、訓読みは『原(はら)』です。原因(ゲンイン)、原文(ゲンブン)、原則(ゲンソク)、野原(のはら)の原です。日本語の発音の問題になりますが、『かわはら』→『かわら』、『うみはら』→『うなばら』のように発音します。発音しやすいからです。従って河原・川原(かわら)、海原(うなばら)と読みます。原は厂(ガン)の漢字仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 厂』をご覧ください。
『言(ゲン・ゴン)』yánは、はっきり言う様子を表す会意文字です。漢字の足し算では辛(シン・刃物・はっきり)+口=言(はっきり言う。言葉)です。デザインの都合で辛の部分は変形されています。古い字形(篆文・テンブン)で見ると、辛の字だとわかります。漢字の部首は『言・ことば』、意味は『言う(いう)』、『言葉』、『口に出して言ったこと』です。
実は漢字の『音(オン)』も『言(ゲン)』に近く同じ『辛』を使っていることが分かります。
音読みは呉音が『ゴン』、漢音が『ゲン』、訓読みは『言う(いう)』、『言(こと)』です。言語(ゲンゴ・ゴンゴ)、伝言(デンゴン)、進言(シンゲン)、証言(ショウゲン)、言い種(いいぐさ)、言葉(ことば)の言です。言は辛(シン)の漢字仲間です。詳しくは『漢字の覚え方 辛・新』をご覧ください。。
続きは『小学校2年生で習う漢字②』(戸~親)http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/2-5af6.htmlをご覧ください。
参考図書http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-c740.htmlです。漢字についてより詳しく知りたい方は、下記の本をお読みください。
篆文(テンブン)を中心にした体系的な記述・韻の説明は、諸橋轍次先生の『新漢和辞典』、藤堂明保先生の『漢字源』・『漢字の過去と未来』を参考にさせて頂いてます。
甲骨文字・金文のもつ呪術的な解釈には白川静先生の『字通』・『字統』・『漢字』・『中国古代の文化』を参考にさせて頂いています。
漢字の伝来や常用漢字の解釈については、大島正二先生の『漢字伝来』、高島俊男先生の『漢字と日本人』を参考にさせて頂いています。
日本語については、金田一京助先生の『日本語の変遷』、大野晋先生の『日本語の文法を考える』、新村出先生の『広辞苑』を参考にさせて頂いております。
参考図書です。漢字についてより詳しく知りたい方は、下記の本をお読みください。
篆文(テンブン)を中心にした体系的な記述・韻の説明は、藤堂明保先生の『漢字源』・『漢字の過去と未来』を参考にさせて頂いてます。
甲骨文字・金文のもつ呪術的な解釈には白川静先生の『字通』・『字統』・『漢字』・『中国古代の文化』を参考にさせて頂いています。
漢字の伝来や常用漢字の解釈については、大島正二先生の『漢字伝来』、高島俊男先生の『漢字と日本人』を参考にさせて頂いています。
日本語については、金田一京助先生の『日本語の変遷』、大野晋先生の『日本語の文法を考える』、新村出先生の『広辞苑』を参考にさせて頂いております。
最近の研究については、落合淳思先生の『漢字の成り立ち』を参考にさせて頂いております。
医学用語については伊藤正男・井村裕夫・高久史麿先生の『医学大辞典』を参考にさせて頂いております。
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